藤原龍一郎「短歌の賞の現在と課題」
短歌誌「ちゃばしら」7月号に、藤原龍一郎さんが「短歌の賞の現在と課題」という文章を書いている。短歌の賞をめぐる藤原さんの提言である。新人賞の募集歌数を増やすことで「短歌に賭ける真の表現意識」を持った新人を求めよ、賞を通して発掘した新人に対して主催側はチャンスを与えてきちんと育成せよ、などの主旨の提言にはとりわけ力が入っていた。具体的な賞の名をあげて、こうした文章を書くのはなかなかむずかしい。意見があっても摩擦をおそれて避けてしまうケースが多いだろう。それをあえて藤原さんが書いたことに共感を抱いた。歌葉新人賞や短歌ヴァーサスについての具体的な意見もあり、それもまたありがたいアドバイスとして読ませてもらった。いわゆる「諸般の事情」ではなく、自身の短歌観の反映としてそれぞれの現状があるので、いささか困惑もしたが(たぶんこの困惑は、提言の対象の賞やメディアのすべての関係者が必然的に感じるものだろう)、これからの展開を考えるための良いヒントをもらえたと思う。掲載誌「ちゃばしら」のサイトには、以下のURLからアクセスできる。
http://www.lebal.co.jp/cyabasira_bbs/web.html
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