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November 30, 2004

2004年11月30日(火)

めまぐるしい状況で、夜になるとすでに昼に何をしていたのか思い出せなくなるような感じだ。もともとぼんやりした性格ではあるのだけど……。プロバイダがメールサーバのメンテナンスをしたせいで、どうやらかえってパフォーマンスが落ちたらしい。未回収のメールが大量に発生して、回収が大変だった。たぶん漏れもあるのだろう。スパムばかりが問題なく流れて、MLのメールが停滞したりする。困ったものだ。そう言えば、このところ、スパムの数が一日100通を超えている。題詠マラソン2004がきょうで終了。会場撤収の準備をする。

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November 29, 2004

2004年11月29日(月)

朝まで机に向かう。短歌ヴァーサス第6号の校正。午後から夕刻にかけてさらにその続き。いつものことながらあれこれ問題が発生している。夜、風媒社へ。校正の完了したところまでゲラを戻す。そのまま家人と大須で食事。熱田のジャスコでプリンタのインクを買って帰宅。送れないままになっていた原稿をプリントアウトしてファックスで入稿。橋本直さんから俳誌「鬼」第14号が届く。特集は「俳句と川柳」。橋本さんの評論にぼくの文章が引用されたのが縁で読ませてもらったのだが、同誌代表の復本一郎さんの「『俳句と川柳』効果」が、もっとも望ましいかたちであらわれた特集のように思われた。

※俳誌「鬼」については、橋本直さんのウェブで少し紹介されている。

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November 28, 2004

2004年11月28日(日)

早朝まで机に向かう。午前中は睡眠。起きてすぐに家人が出かけたので、近所の店で一人で食事。置いてあるスポーツ紙をこまごまと読みながら目を覚ます。帰宅してからは延々と原稿や校正。週刊読書人のアンケート用に歌集や詩集を再読する。400字で原稿をまとめる。現代俳句協会の会報用に9月の青年部勉強会の講演要旨を原稿のかたちでまとめる。400字×6枚弱。いずれも締切を数日過ぎてしまった……。先日の「塔」東海支部大会の講演要旨をまとめてもらっていたので内容のチェックをする。短歌ヴァーサス第6号の校正を進める。プリンタのインクが尽きる。そんな風に今週も日曜が過ぎてゆくのだった。

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短歌ヴァーサスのウェブに執筆/11月

短歌ヴァーサスのウェブに11月最後のエッセイを執筆した。今月も継続して毎週日曜に掲載された。1回あたり800字で計4回。タイトルは、7日が「日記考」、14日が「枡野考」、21日が「酩酊考」、そしてきょう28日が「終刊考」。来月も引き続きご覧いただければ幸いです。
http://www.fubaisha.com/tanka-vs/

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November 27, 2004

2004年11月27日(土)

きょうのあさがお、☆。見忘れてしまったが、きのうも咲いたらしい。うすむらさきの花のむくろが一つ残っていた。昨深夜、メールサーバの調子があまりにもひどいので、設定をあれこれと調整する。早朝になってやっと落ち着く。朝食の後に睡眠。午後、風媒社で打ちあわせ。短歌ヴァーサス第6号のフィニッシュが近づいている。年内ぎりぎりでの刊行になるだろうか。夕刻、7月7日以来のココログのカウンタが4万アクセスに到達した。感謝。旧サイトからのトータルで20万弱か。夜、牧野芝草さんのウェブ「夢現間隙」に、題詠マラソン2004のぼくの81〜90の作品鑑賞が出ていた。ありがとう。題詠マラソン、11月末日で、今年のスケジュールが終了する。

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November 26, 2004

2004年11月26日(金)

ひさしぶりにしっかりと睡眠。午前から午後にかけて原稿。たばこの換気用に窓を開けていたら昼間からからだが冷えた。そろそろ暖房が必要な時期だが、周囲の本を整理しないとストーブもつけられない。夕刻に午睡。疲れがピークだったのか。ニュースを見ると、陰惨な事件が続いている。読みあげられる犯行の動機を聞いても日本語として理解ができない。この週末、横浜で、短歌朗読のイベントが二つある。どちらも行きたくなるプログラムだが、どちらにも行けないのが残念。以下、リンクを掲示しておく。

▼11/27 岡井隆の短歌朗読会(出演=岡井隆、石井辰彦、穂村弘、櫂未知子)
http://www.acc-web.com/yokohama/detail.php?select_class=391831
▼11/28 ff(出演=田中槐、伊津野重美)
http://officedragonfly.cocolog-nifty.com/vol_de_nuit/
http://otd13.jbbs.livedoor.jp/331130/bbs_plain?base=13&range=1

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November 25, 2004

2004年11月25日(木)

憂国忌あるいは奔馬忌。午前から仕事のトラブルでどたばたしていた。物理的に可能な範囲でいちばん望ましい方向を探る。夕刻に糸口が見つかり、夜になって対応策が決まる。どたばたのかたわらまとめた原稿を読み直すと、文章がかげりまくっている。はじめから書き直すことにした。深夜、藤原龍一郎さんの「電脳日記・夢みる頃を過ぎても」が30万アクセスに到達する。慶祝。忙しい日常を抱えながらも詩歌の世界を俯瞰する藤原さんのコメントは、インターネット上で不足している種々の栄養素を補ってくれる感じだ。

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November 24, 2004

「東海の文芸」を執筆

11月24日付の朝日新聞夕刊、中部版学芸面のコラム「東海の文芸」に、詩歌句を対象とした時評約2000字を執筆した。「短歌四季」の終刊をめぐる話を枕に、さとうますみさんの第一歌集『プラスチック紀』(短歌研究社)と加藤聡明さんの第二歌集『Z』(雁書館)をとりあげた。後者は、横組みの改行スタイルで、いわゆる「レイアウト短歌」と呼ばれている表記法の歌集である。紙面の都合でそのまま引用できないのが惜しかった。

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2004年11月24日(水)

朝晩はそれなりに冷えこむのに昼間はかなり暖かい。午後、地下鉄の一区間分を歩いて中京大学へ。歩を早めるとかなり暑くなる。まだ冬じゃないな。オープンカレッジの講座「俳句を楽しむ」の八回目。切れ字と虚辞の話など。帰宅して仕事の続き。夜、家人と、先週から予約しておいた宮崎駿/スタジオジブリ「ハウルの動く城」を観にゆく。「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」ではいささか鼻についた説教臭い感じもなく、欧風無国籍系でメルヘン的な構成。メルヘンと言っても、これまでのジブリのような、あえて少年少女向けを意識したような変な歪みはなかったと思うし、巧くまとまっていた気がする。主題歌の作詞、谷川俊太郎だった。この時期にネタわれはまずいので、以下略。

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November 23, 2004

2004年11月23日(祝)

勤労感謝の日。きょうのあさがお、☆。冬の晴天のようにうすらいだ青。いよいよ限界なのかなという感じ。休日をいつものように返上して午後から仕事。山積したものを少しずつ崩してゆく。夕刻、買い物に出かけていた家人と義母に届けものをするため、栄へ。気分転換に地下鉄の環状線を一周して帰宅。「現代詩手帖」11月号、女性詩の特集が二つ、その一つが「平田俊子と山崎るり子」。山崎るり子さん、五年前、第一詩集を読んで強く惹かれたが、思潮社系の詩論のコンテクストにはうまくのらないのではないかなどと思っていた。その後、不明を恥じるほかないほどに注目を集めている。最近、これほど短期間で地歩をかためた詩人も珍しい。詩集『風ぼうぼうぼう』は今年の晩翠賞を受賞した。慶祝。

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November 22, 2004

2004年11月22日(月)

昨深夜、リムネットのメールサーバのメンテナンス。早朝に終了。最近、メール受信のパフォーマンスが落ちて困っているのだが、少しは改善されるのかな。午前、中京大学から電話。今期がまだやっと半分を過ぎたばかりなのに、来期の俳句の講座の打診があった。午後、朝日新聞社から、入稿したばかりの「東海の文芸」のゲラのファックスが届く。校正。行数調整やミスタイプの訂正。夕刻、校了。家人の仕事にひとくぎりがついたので、夜、ひさしぶりに二人で買い物に出かける。某大手スーパー内の書店、短歌ヴァーサスのバックナンバーがきれいに揃っていて、最新号は平積みになっていた。家人に、ほら、これ、と指さしてみせたら、自分でならべたの? と訊かれる……。食料品を大量に買って帰宅。

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November 21, 2004

2004年11月21日(日)

昨深夜、短歌ヴァーサスのウェブのエッセイを書きあげ、早朝、自身でデータの更新をする。こうしてぼくの原稿が遅れたついでに休んでもらうことはあるものの、日々の原稿のチェックと更新は編集部の林さんにすべてお願いしている。年末年始はどうするのだろう。考えてなかったな……。午後、来年度の仕事が一件内定したというメール。大学関連の新しい仕事。夕刻から延々と朝日新聞の「東海の文芸」の原稿を書き進める。深夜、ほぼかたちになる。総合誌「俳句」11月号、中岡毅雄さんの「現代俳句時評」を読んで驚いた。総合誌上ではおそらくタブーになるだろうなと予想していた、俳誌「街」での、全俳句総合誌の編集方針の分析等の特集が、正面から扱われていたからだ。変な予想をしてしまった自分の了見の狭さを反省した。

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November 20, 2004

2004年11月20日(土)

昨深夜、家人の仕事でキンコーズへ。遅れに遅れた夕食を外でとる。早朝の冷えこみはいかにも冬らしい感じになっている。午前、Oさんの批評会のことで電話が入る。来年の企画がすでにいくつか動きはじめている。午後、風媒社に行って打ちあわせ。その後、栄の書店で資料を探す。「國文學」12月号、永井祐さんが、特集「危機意識下の石川啄木」に「啄木とぽぽぽぽぽぽ」と題されたユニークな文章を書いていた。タイトルの「ぽぽぽぽぽぽ」というのは、ぼくの「恋人と棲むよろこびもかなしみもぽぽぽぽぽぽとしか思はれず」によるものだ。永井さんは、この「ぽぽぽぽぽぽ」に吸いこまれない意味での「生きる」が、石川啄木の作品にどのように見え隠れしているかを論じている。現在から近代を照射する文章は、ともすれば歴史を見ない恣意をともないがちだが、いわゆる「大きな物語」上の共感から逸れた地点で石川啄木を読むこの試みは、きわどく恣意を免れたおもしろい分析を見せてくれていた。

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November 19, 2004

2004年11月19日(金)

きょうのあさがお、☆。あいかわらず朝まで机に向かう。同じく仕事の追いこみで朝まで起きていた家人と近所のファミレスで朝食。朝の定食メニューを注文すると、鮭とかたまごやきとか海苔とか味噌汁とかごはんの並んだお膳が出る。午前6時の店内はさすがに空いていた。旅館で早起きをしたような気分になる。帰宅してから睡眠。午後、原稿のために資料を読んでメモをとる作業。朝日新聞社のMさんから電話、入稿時期の打ちあわせ。夜、牧野芝草さんのウェブ「夢現間隙」を見ると、題詠マラソン2004のぼくの71〜80の作品鑑賞。感謝。きのうの邑書林さんの報告によると、題詠マラソン2004の単行本、参加表明が172名になったそうだ。「プロムナード現代短歌」のメモの続き。「朗読と現代短歌」。東直子さんは『愛を想う』を一冊まるごと朗読。「あとがき」まで読んでくれた。東さんの朗読をシンプルに言うと、断片化された文体の欠落要素が声に含まれている、ということになろうか。朗読するからには、文字テキストにないプラスアルファが生じるのは当然だが、文字テキストの強化ではないエリアにまで声が拡張しているのは、1997年以後の短歌朗読のブームであらわれた朗読歌人のなかでは東さんだけのような気がする。正岡豊さんと飛永京さんの朗読セッションは、荒川洋治「見附のみどりに」&オリジナル演奏、荻原裕幸「琺瑯者気質」&「イエスタディワンスモア」、そして正岡豊「春の国から」&「ヘイジュード」。事前の練習を聴いていたぼくが驚いたほど、この日のセッションの出来はよかったと思う。1980年代に飽きるほど聞いたはずの荒川の「口語の時代はさむい」というフレーズが、痛烈かつ痛切にひびいていた。その後、穂村弘さんと正岡豊さんと東直子さんの鼎談。穂村さんが、正岡さんと飛永さんのセッションに対して「歴史のなかに檸檬を見ない人たちが檸檬を凡てだめにしてゐた/荻原裕幸」の「檸檬」というような荻原独特の扉のあかないタイプのことばの扉があきかけているような印象があるとコメントしていた。作者にしてみればむろんその扉に鍵はかけてないので、手をかければあくのは自然なことだとも思われるものの、きわめて興味深い話であった。朗読については、1月に正岡さんと飛永さんのセッションを企画しているため、さらにいろいろ思うところもあるのだが、とりあえずレポートとしてはここで結んでおきたい。

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November 18, 2004

2004年11月18日(木)

きょうのあさがお、☆☆。疲労がピークに近いのか、どうもだんどりよく仕事が進まない。電話やメールで督促がかかるとそれに対応するといった感じ。「プロムナード現代短歌」のメモの続き。「コラボレーションと現代短歌」。加藤治郎さんと佐藤真由美さんと天野慶さんの鼎談。作家がまぎれもなく自分自身の手でしあげているはずの作品に、実は他者の視点が入りこんでいるという事態、これをあえて可視化したところにおもしろさをたちあげているのがコラボレーションだと言っていいだろう。天野さんが、一般の読者に素のままの短歌がなかなか理解されない、コラボだと読まれやすい、と言うのは、ただの商品性能の問題に聞こえてしまうかも知れないが、短歌の文体の自閉/自足がどこで解消されるかを無意識のうちに言いあてていた。また、加藤さんがその作風の変化を指摘したのに対して、佐藤さんが、そもそもプロデュースする側の好みにあわせただけの話で変化したわけではない、と言って、加藤さんが頭を抱えるシーンがあった。笑いを誘う雰囲気ではあったのだが、これも、方向性を他者が制御することが主体性を失わせる結果を招くのではなく、自閉/自足の解消のポイントになる、というしくみが表面化した展開だと感じられた。商品化を一つの方法論だと言いきるところまでは展開しなかったものの、もともとコラボこそが常態、と言う加藤さんの観点から、大きな示唆を与えてもらった。このパート、会場展示とリンクさせる方法をぼくから提供できればベストだったか。もっともコラボだけのシンポジウムを企画しないとこれはむずかしいかも知れない。早坂類さんと入交佐妃さんの短歌&写真、テノヒラタンカの短歌&イラスト、それに急遽展示に参加してもらった佐藤りえさんの短歌&フリー写真、これらのコラボ作品だけをめぐってのディスカッションも可能なはずだ。

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November 17, 2004

2004年11月17日(水)

早朝まで机に向かう。冷えこむ。午前、講座の準備。午後、中京大学へ。オープンカレッジの講座「俳句を楽しむ」の七回目。与謝蕪村、高浜虚子の話など。大学までの行き帰り、歩くと暖かい。日中はまだ冬という感じでもない。読み進めた歌集から二冊をピックアップして熟読。時評で扱えるかどうか考える。「プロムナード現代短歌」のメモの続き。「インターネットと現代短歌」。藤原龍一郎さんと栗木京子さんと荻原裕幸の鼎談。正直に言うと、ぼく自身がアレルギーを起こさないかどうか、少し心配なテーマだった。藤原さんと栗木さんから誠実な見解を出してもらい、精神的にかなり救われた。『短歌、WWWを走る。』を主な例として、藤原さんは、作品発表にあたっての一切の垣根がないことで作家や作品に多様性が生じること、歌会に参加しながら歌を書くような同時進行的な刺激が受けられること、場がデータベース化されることで他者の思惟が把握しやすいことなどの分析を述べた。栗木さんは、他者の選を経ていないゆえに生じる作品のマイナス面として、個々の作品に部分的には特化されたおもしろい表現があるものの並べて読むと単調な印象があること、一首のまとめに稚拙さがあることなどを指摘した。メリットや作品評価について、ぼくも二人とそれほど隔たった考えをもってはいない。ただ、既成の短歌観によって作品をそこそこに修整したところで何も生まれないと思うので、中途半端にならず、既成の短歌観からの徹底した逸脱を求めたいと主張した。三者はそれぞれの位置から「あたりまえ」の見解だけを言っていたはずだが、インターネットと短歌をめぐる、各々の「あたりまえ」が、過剰な期待や傲慢な自負や理由なき拒否反応や無意味な劣等感をともなわない場で交錯したのは、これがはじめてのことだったと思う。

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November 16, 2004

2004年11月16日(火)

朝まで机に向かう。昨夜からのエッセイの推敲を終え、朝の食事を済ませてから眠る。気づくと午後になっていた。一日のんびりするつもりだったが、予定を組んでみたらそうも言っていられなくなったので、読む予定で積み上げてあった歌集を読み進める。夕刻、栄へ。五七五の会。夜、帰宅。レポートをシンプルにまとめようと思って「プロムナード現代短歌」のメモをつくりはじめた途端、パンドラの匣をあけたような気分になる。理由はわからない。気負ってしまうからだろうか。ともあれ、とりあえず、タイトルのことだけでも。このイベント、はじめは「『外』に広がる現代短歌」というタイトルを考えていた。インターネットにしてもコラボレーションにしても朗読にしても、短歌表現がかぎりなく外に向かって拡張していると見えたからである。ただ、内/外と言ってしまうと、おのずと、歌壇/歌壇外に照応する不毛な境界が生じるのを感じた。もはやすべてが内であり、すべてが外である。そこに思い到って「プロムナード」という呼び名が生じた。単純なネーミングだったが、結果として、このイベントの空気を明確に見せていたのではないかと思う。続きはまた。

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November 15, 2004

2004年11月15日(月)

きょうのあさがお、☆☆。睡眠不足と格闘しながら終日原稿。某社のMさんから電話。朝日新聞社のMさんから電話。「歌壇」12月号で、岡井隆さんが、東桜歌会に出したぼくの一首を「今年の十首」に載せてくれていた。感謝。夜、「プロムナード現代短歌」の感想が日記サイトや掲示板に出ているのを読む。ディスカッションと祝祭的ファクターへの共鳴が半々といった感じ。来年は、多くても50人以内の、コミュニケーションの密度の濃い方向へ企画をシフトしようかとも思っていたが、極端なシフトは避けるべきなのかも知れない。深夜、どうにか急ぎの一本の見通しがついた。400字×15枚のエッセイ。もう少し推敲の必要がありそうだ。たぶん早朝までには終わるだろう。

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November 14, 2004

2004年11月14日(日)

昨深夜、短歌ヴァーサスのウェブのエッセイをまとめる。講演の準備。睡魔に負けるまで急ぎの原稿を進める。午後、栄、愛知芸術文化センターへ。「塔」東海支部大会で講演。支部イベントなので少人数だと聞いていたのに、カウントしてみると40名の出席。静岡からも大勢の参加があったという。ひさしぶりに会う人が何人もいて楽しかった。「秀歌とリアリティ」というテーマで講演。馬場あき子の秀歌と現在の20代から40代のリアリティ追求型の作品との文体構造を比較する。このところ継続的に書いている「自己像」の問題にも関連する話。それなりに考えがかたちになったので、どこかに原稿をまとめるつもりでいる。後に歌会をする都合で、机がロの字に並べられて、澤辺元一さんと栗木京子さんに挟まれた場所で話した。これは緊張した。懇親会に出席。「塔」のメンバーに高校時代の先生の友人がいて懐かしい話を聞かせてもらう。教科書の枠を大幅に超えて近代詩を教えてくれた先生で、当時の授業を懐かしく思い出した。自分の詩歌観の礎が形成される時期に、明治から大正にかけての詩史という、いちばん死角になりやすいところを教えてもらった。大きな財産である。夜、帰宅。急ぎの原稿の続きを進める。

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November 13, 2004

2004年11月13日(土)

きょうのあさがお、☆。午前、伏見、朝日ホールへ。9時台から「プロムナード現代短歌」の会場セッティング。11時台から出演者との打ちあわせと食事。午後1時スタート。遠来者を中心に120名ほどでにぎわった。レポートはあらためてまとめる予定。今回、ぼくの企画レベルでの誤算が多かったのに、周囲にずいぶん助けてもらった。イベントとしてのしあがりは悪くなかったと思う。協賛社、出演者、出品者、出席者のみなさん、ありがとうございました。終了後、有志で懇親会。深夜、帰宅。山積している仕事に向かう。

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プロムナード現代短歌/案内データ

朝日カルチャーセンター開講40周年記念公開講座
「プロムナード現代短歌」

朗読。インターネット。コラボレーション。
現代短歌は、二十一世紀に入って、
いよいよ新しい広がりを見せています。
一千年を超えるこの日本の伝統詩は、
いまどこへ向かおうとしているのでしょうか。
最前線で活躍する歌人たちの実演と議論を
じっくりお楽しみいただける公開講座です。

◎日時=2004年11月13日(土)午後1時〜
 (開場は午前11時。展示等をご覧いただけます。)
◎会場=朝日ホール(朝日会館15階)
 名古屋市中区栄1-3-3(地下鉄「伏見」下車、7番出口より西へ徒歩5分)
───────────────────────────────────
【プログラム】

○鼎談「インターネットと現代短歌」
 藤原龍一郎、栗木京子、荻原裕幸

○鼎談「コラボレーションと現代短歌」
 加藤治郎、佐藤真由美、天野慶

○鼎談「朗読と現代短歌」
 穂村弘、正岡豊、東直子

○コラボレーション作品展示
 早坂類&入交佐妃=短歌&写真パネル作品
 テノヒラタンカ=短歌&イラストパネル作品

○朗読実演
 東直子=短歌朗読
 正岡豊&飛永京=短歌朗読とピアノによるセッション
───────────────────────────────────
◎受講料=当日一般3,000円、会員2,700円、前売2,500円
※前売は名古屋朝日カルチャーセンター栄教室と柳橋教室の窓口で販売。
※電話と電子メールでの予約も可能です。連絡後、振込をお願いします。
連絡先/052-249-5553(栄教室) info@acc-n.com
振込口座=UFJ銀行栄町支店・普通・248060

◎主催=朝日カルチャーセンター
◎後援=朝日新聞社
◎協賛=風媒社、邑(ゆう)書林

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プロムナード現代短歌

朝日カルチャーセンター開講40周年記念公開講座「プロムナード現代短歌」のご案内を以下のURLに掲載してあります。短歌の現在の状況を、楽しみながらご覧いただけるイベントです。できるかぎり多くの人にご参加いただきたく、準備を進めております。どうぞよろしくお願いいたします。

http://www.sweetswan.com/acc/0411.html
※インターネット上でのPRにご協力いただければ幸いです。
※このデータは主催者とともに作成した正規のものです。
※直リンクもコピー&ペーストも問題ありません。

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November 12, 2004

2004年11月12日(金)

きょうのあさがお、☆、だったらしいが、見そこねた。早朝まで仕事をしてから睡眠というあいかわらずの展開となる。午後、仕事にむりやりきりをつけて名古屋駅へ。某社のMさんと会ってしばらく話す。夕刻、柳橋の朝日カルチャーセンターへ。あすの打ちあわせ。キンコーズに寄って帰宅。総合誌「短歌」11月号を読む。第50回角川短歌賞と特集「角川短歌賞50年のすべて・完結篇」が掲載されている。小島なおさんの受賞作「乱反射」、伝統をあえては拒まない優等生性と自己が肥大したいかにも現在風なレトリックとが、どこかしら楽しげに同居した文体だと思う。特集の、大島史洋さんの「受賞作の傾向の推移」、ぼくが最終候補となった1985年に言及した箇所もあり、苦笑。当時を思い出す。米川千嘉子が受賞、俵万智が次席。はじめて雑誌に掲載された自分の連作の小さな活字を、かなり複雑なきもちで眺めていたのだった。

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November 11, 2004

2004年11月11日(木)

昨夜、リムネットのサーバのメンテナンスが延々と続き、メールでの仕事が進まないのでいらだっていた。午前4時半頃、サポートデスクに電話。まだあと一時間ほどはかかるという。午前5時頃にやっと復旧。つまらないことで時間のロスが出た。午後、原稿。日曜のために状況の最終整理をはじめる。夕刻、五十嵐きよみさんから発表されていたが、スタッフ間での相談の結果、来年、題詠マラソン2005を開催することにした。参加者も楽しんでくれているようだし、邑書林さんの単行本化の支援もあるし、新たなきもちで取り組みたい。インターネットが一般に普及して十年になる。いくらなんでもそろそろ「次の段階」へと進まなければならない時期だろう。

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ねじまき句会・第9回記録

ねじまき句会、第9回の記録を公開した。今回の題は「鉄」。それと雑詠。出席者も出詠した欠席者も各自それぞれ無記名詠草から四句を選んだ。また、句会終了後、別件で会った枡野浩一さんが選句をしてくれた。感謝。結果はあわせて記載した。過去の記録もリンクを順にたどってすべて読めるようになっている。
http://www.sweetswan.com/nejimaki/new.html

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November 10, 2004

2004年11月10日(水)

きょうのあさがお、☆☆☆☆。午前、遅れている原稿を進める。午後、中京大学へ。オープンカレッジの講座「俳句を楽しむ」の六回目。先の日曜は立冬でしたねと話をしながら、それにしても立冬という呼び名はわかりにくいなと思う。立冬と呼ばず極秋と呼べばいいのに。極冬・極春・極夏・極秋とすれば、意味も明確で断然わかりやすい。前回に続き、主に高浜虚子の話。帰宅後、原稿の続きを進める。夜、八事のポップコーンのオープンマイクに行くつもりだったが、仕事の流れでどうしても外に出られなくなる。残念。深夜、先日から企画の相談を受けている某社のMさんから電話。ものすごく熱心な人で、その勢いに押されてしばらく話しこんだ。ただ、企画の内容があまりにも大きくて重いので、いまのところ雲を掴むような感じでもあった。短歌ヴァーサスのウェブのアクセス数、たぶん一昨日の夜あたりに15000を超えた模様。感謝。

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November 09, 2004

2004年11月9日(火)

午前、ここしばらく五十嵐きよみさん島田牙城さんとアイデアを練っていた題詠マラソン2004の単行本について、島田さんから最終的な企画のまとめが届いた。内容を確認して承諾の旨を伝える。企画への参加者にも版元となる邑書林さんにも「損」をしてもらうと困るので、適切な着地点を見つけるためにいろいろと悩んだ。本としての方向性にはさまざまな選択があったが、元々の、題詠マラソンという企画そのものへのプラス作用、つまり、記録と認知と継続、を考えたとき、輪郭はおのずと絞りこまれることになった。営利と表現活動への支援とのぎりぎりの境界で企画を請け負ってくれた邑書林さんに感謝したい。午後、ねじまき句会。出詠者11名、出席者8名。句会はこれで九回目。運営もそれなりに安定してきた。きょうは意図的にダブルブッキングして、句会終了後、来名した枡野浩一さんと会う。句会のメンバーと一緒に食事。味噌カツ。散会後、枡野さんと来月のイベントのこと等、雑談風に意見交換をして、深夜、帰宅。島田さんから題詠マラソン2004の単行本の企画が発表されていた。

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November 08, 2004

2004年11月8日(月)

きょうのあさがお、☆☆☆。そう言えば、きのうが立冬。冬の朝顔である。秋になって遅れて芽が出たものも花をつけている。いつまで咲いてくれるのかな。午後、小池光さんの第六歌集『滴滴集』(短歌研究社)を読みはじめる。この人はスタイルならざるスタイルをつくるのが巧い。主題でもなく、題でもなく、話題という単位で数首をまとめてゆくスタイルは、『日々の思い出』以来の、明確に表にあらわれた方法論だと言えようか。雑誌発表時には、小細工のようにも見えたため、どう評価したものかと迷ったのだが、一冊にまとまったのを読んで、巧い構成になっているものだなあと舌を巻いたのだった。午後から深夜、原稿ならびにメールを延々と書きまくった。が、まだ先が見えて来ない……。

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November 07, 2004

2004年11月7日(日)

きょうのあさがお、☆☆☆。周囲が見えなくなりはじめたのか、短歌ヴァーサスのウェブのエッセイを危うく落とすところだった。あぶないあぶない。きちんと推敲したつもりが、読み直してみると、文章に何かが欠けているような気がしてならない。オーラみたいなものかな……。午後、ぼくも家人も仕事から手が離せない状態のところへ義母が来てくれた。感謝。その後、家人と義母と三人で外で食事をする。待っているメールが届いていないようなので、念のためにたまっているメールの整理。その流れで順に返信を書きはじめるが、急ぎのものだけでも一日二日はかかりそうな感じ。大物を一つ終える。次の大物を終えること、それだけに集中する。今週はさらに忙しい一週間となりそうである。

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November 06, 2004

2004年11月6日(土)

きょうのあさがお、☆。限界が近づいている感じだが、そんなことも言っていられないので、いくつかある大物の、とりあえず一つを終えること、それだけに集中する。資料として榎本正樹さんの『文学するコンピュータ』を再読。この本が刊行された1998年以降、インターネット上に、切なくなるほど大量の時間が流れたのをひしひしと感じた。牧野芝草さんのウェブ「夢現間隙」に、題詠マラソン2004のぼくの61〜70の作品鑑賞が出ていた。牧野さん、いつもありがとう。いつもいろいろ気づかされています。「土曜日の深夜すさまじカナリアも百合もわが仇敵も眠らず/塚本邦雄」という感じの夜となる。

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November 05, 2004

2004年11月5日(金)

昨深夜、午前になってから外出。家人の仕事でキンコーズへ。帰宅するともう朝に近い時間だった。午後、年末的な感じの原稿依頼が一件。東桜歌会の結果をまとめてメンバーに送付する。仕事、いよいよ本格的にくびが回らない。ともかくこの週末も休みなしで調整することに……。題詠マラソンの鑑賞サイトをいくつかまとめ読みする。自作の鑑賞を興味深く読むとともに、読み落としていた佳品を教えてもらう。夜、家人と外食。書店へ。ぼんやりしていて、買うつもりだった雑誌を買いそこなう。注意力がかなり落ちているらしい。

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November 04, 2004

2004年11月4日(木)

きょうのあさがお、☆。午後、仕事にむりやりきりをつけて歌会詠草のプリントを作成する。家人のマシンにプリンタが直結してあり、しかも現在LANが不通状態なので、自分のマシンからわざわざ彼方のサーバにファイルを送り、それを家人のマシンに落としてレイアウトを調整、出力、というかなりややこしい手順となる。作業中にダブルブッキングに気づく。どうやらくびだけではなくあたまも回らないらしい。お詫びの電話。夕刻、栄へ。東桜歌会。題詠「灰」で一首と自由詠を一首。題詠マラソンのせいか、題がある方が書きやすかった。奇妙な感覚がからだに残っている。きょうの参加者は13名。鑑賞よりも方法論に偏向した討論の進行にしたのだが、あれ、これ、いつもと同じだな、と感じて、ひそかに笑う。終了後、いつものように有志で居酒屋へ。深夜、帰宅。

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November 03, 2004

2004年11月3日(祝)

文化の日。きょうのあさがお、☆。午後、アメリカ大統領選の開票報道をテレビで見る。アメリカも日本も殊更に「接戦」なのだと強調して報じていたが、票や選挙人の数値はそんなことを語ってはいないようである。四年という時間の長さを思いながらテレビの前を去る。仕事、あたまを回しても回してもくびが回らない。現代文学会の12月のイベントがウェブで告知されている。岡井隆さんと枡野浩一さんの対談の司会をすることになった。一人は短歌史をベースにさらに短歌の領分を拡げようとする巨人、もう一人は短歌から短歌史を剥がしたところに短歌の領分を見ようとする俊英。貴重な対談になるのではないかと思う。

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November 02, 2004

2004年11月2日(火)

あいかわらず早朝まで机に向かって午後から再始動というパターン。先日の短歌ヴァーサスのウェブに書いた「愛郷考」で、棋士の米長邦雄さんの発言に対してのユーモア云々というくだりは、きわめて歪んだ推測だった。きょう、米長さんのウェブで確かめてみたところ、発言は掛け値なしのものだった。猛反省。牧野芝草さんのウェブ「夢現間隙」に、題詠マラソン2004のぼくの51〜60の作品鑑賞が出ていた。感謝。仕事があれこれと逼迫した状態なので、打ちあわせで外に出るのを止めて、すべてをメールと電話での打ちあわせにきりかえた。あすもメールと電話に終日追われそうな気配である。

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November 01, 2004

2004年11月1日(月)

きのうはたしか夜が明ける前には眠ったのだが、目覚めたのが早かったか電話の音が先だったか、正午近くにそんな感じで目覚める。電話の相手が、起こすといけないと思って、かけるのをしばらく待っていた、と言う。すみません、もう少し早く起きるようにこころがけます。午後、電話やメール等、たまっている用件に対応しながら、締切が微妙になっている原稿を進める。夕刻、打ちあわせに出る予定だったのが伸びたので、そのまま夜まで仕事を続ける。夜、家人と近所の書店へ。あれば買おうと思っていた雑誌も本も見事なまでに一冊もなかった。外で食事をして帰宅。深夜、石井辰彦さんの『全人類が老いた夜』(書肆山田)を読みはじめる。古典と現在とをつなぐブッキッシュな石井的世界だ。ただ、それがかすんでしまうくらい前面に出ている「連作内の一首の断片化」の過剰さや異常さに驚かされた。評論集『現代詩としての短歌』で主張した「連作の力」の実作版なのだろうか。「全否定」をしたくてうずうずするような感触がある。それが魅力なのか問題点なのか、にわかには断言しがたいのだけれども。

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