2005年11月25日(金)
三島由紀夫忌。歌集『デジタル・ビスケット』のあとがきを書いてからちょうど五年が経ったのだと気づく。終日、インタビューの編集作業。夜になってやっと完了した。原稿を編集部に送信して脱力。結社誌「塔」11月号を読むと、西之原一貴さんが、短歌時評で、歌葉新人賞に対しての批評と批判を書いていた。それ自体はたいへんにありがたいと感じるのだが、ある作品を「ほとんど模倣に過ぎない」と断定する理由の危うさと、仮にその危うさを見解の相違によるものだとするにしても、実際の数値が一割にも満たない(1〜2%ではないのか)事態を指して「自家中毒現象」と呼ぶ強引さに、不可解なものを感じた。作品読解をめぐる溝がかなり深いのだろうか。俳句一句。
橋桁をひとり見てをり憂国忌/荻原裕幸
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