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January 30, 2006

2006年1月30日(月)

午後、千種駅前のメルパルクへ。名古屋市芸術奨励賞の授賞式。控室に受賞者が揃ったところで、説明を受けて、会場でもう一度説明を受けて、受賞者が壇上に並んで記念撮影をして、特賞の馬場駿吉さんとお話をして、奨励賞の小熊ヒデジさんに「百人芝居◎真夜中の弥次さん喜多さん」の話をうかがい、市長さんたちともう一度記念撮影をして、しばらく待ってから式となる。以前、清水良典さんが受賞したときに式に出席したので、雰囲気は知っているつもりだったが、すでに十年以上前のことで、かなり印象が違った。この種の式にありがちな重い緊張感がなく、良い意味でお役所ライクな感じがあり、のどかな時間を過ごす。花に囲まれた楽しい一日だった。諸氏にあらためて感謝したい。

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January 28, 2006

2006年1月28日(土)

短歌ヴァーサスのウェブ、きょうのエッセイは、辰巳泰子さんの第五歌集『セイレーン』(邑書林)の作品について書いた。一昨日、ここに、管理掲示板のスパムのことを書いたら、呼応するようにさらに増えてしまったので、縁起が悪いなあと思ってそこのところだけ削除した。対策を考えないとどうにもならない量に達したため、掲示板の改造用にperlの文法を調べる。いくつかの掲示板に処置を施したところ、少し効果が出たのを体感できた。

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January 27, 2006

2006年1月27日(金)

思潮社から「現代詩手帖」2月号が届く。詩における「わたし」の問題に言及する文章が、誌面をぱらぱらめくるだけでいくつもあって興味を惹かれた。同誌に連載している短歌時評「うたの凹凸」は十一回目。今回は佐佐木幸綱さん三枝昂之さんの最新歌集についてまとめた。バージョンアップしたメーラーのスパム認識率はどうやら六割強といった感じ。根本的な解決にはならないけれど、時間は少し浮く。それだけでもありがたいと考えよう。

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January 26, 2006

2006年1月26日(木)

風媒社のウェブに短歌ヴァーサス第8号の案内が出る。まだ確認はとっていないけれど、書店への配本が進んでいるようだ。某プロバイダから入会十周年の報せが届く。メールやネットを会社外で使いはじめてからちょうど十年が過ぎたことになる。いろいろなことがあった十年であり、大したことができなかった十年でもある。スパム対策のため、メーラーをバージョンアップする。これでメール整理の作業が少しは効率よく進むことだろう。

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January 25, 2006

2006年1月25日(水)

パソコンの活用に支障が出るレベルまでスパムメールが増えてしまったので、手作業ではない駆除の方法をあれこれ考える。まずはフィルタ機能の高いメーラーにバージョンアップすることからか。本日付の朝日新聞中部版夕刊に詩歌時評のコラム「東海の文芸」が掲載される。400字×約4枚。小川双々子さんの一連の句業と中村正幸さんの第三句集『万物』(文學の森)について言及した。夕刻から栄へ。575の会の月例句会。夜、帰宅。

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January 24, 2006

2006年1月24日(火)

家人の仕事の都合もあって昼夜が逆転中。日付と曜日と時間の感覚がかなり歪んでいる。真夜中にホットケーキを作りながら、これがおひるのごはんになるのかな? などと間抜けな会話をしているのだった。夕刻から名駅へ。二村典子さんに企画してもらっての俳句の句会。碧南に来ていた坪内稔典さんとねじまき句会の有志とで。おのずと俳句と川柳の輪郭を考えながらの議論となる。季題の題詠は自分にはまだクリアできないと悟る。深夜、帰宅。

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January 21, 2006

2006年1月21日(土)

短歌ヴァーサスのウェブ、きょうのエッセイは、花森こまさんの第一句集『銀河の恋人』(文學の森)の作品について書いた。数日、小川双々子さんの作品を読み耽る。ほぼ書きあげてあった新聞の詩歌時評を、昨日、急遽書き直し、小川さんへの追悼的な文章を組み入れた。すでに五十嵐きよみさんから案内が出ているけれど、今年の題詠マラソンは休止となった。継承的な企画として、五十嵐さんが「題詠100首blog」というイベントを準備している。

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January 18, 2006

2006年1月18日(水)

朝、某新聞社のHさんから電話。昨日、小川双々子さんが亡くなった、という報せだった。近年、お会いする機会はほとんどなかったけれど、沖積舍の全句集の栞の仕事をした縁もあり、句集、主宰誌「地表」等、いつも読ませてもらっていた。「地表」の最新号だったか、編集後記に、近く「地表」が新しくなるというようなコメントがあり、精力的だなあと思っていたのに……。享年八十三歳。安らかな眠りをお祈りいたします。

葱すべて折れたり何を全うせし/小川双々子

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January 17, 2006

2006年1月17日(火)

阪神淡路大震災の日。早朝からニュースの多い日だった。次号「現代詩手帖」の短歌時評の校正。ファックスで訂正を戻す。午後、ねじまき句会。年初ということで、新年会をかねての例会。題詠「椿」。出詠11人、出席9人。三年目も順調に進みはじめた。終了後、有志で歓談。深夜、帰宅。絲山秋子さんが芥川賞を受賞した。三期連続候補、一回休み、直木賞候補、受賞、って……。デビュー作から才能も筆力もはっきりわかる人にしてこの紆余曲折か。

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January 16, 2006

2006年1月16日(月)

午後、同朋大学へ。今期最後の講義、現代短歌の作品鑑賞をする。来年度も後期の同講義を担当することになった。きょう、伊津野重美さんの第一歌集『紙ピアノ』の刊行案内が風媒社のサイトに掲載された。この歌集、作者が苦境からある種の解放へ向かおうとする精神の彷徨を、混沌から明晰へと徐々に推移する文体をもって表現している。一冊を長大な連作として読むことが可能だろう。読後に得られる解放的な感覚は、物語を読み終えたときのそれに似ているが、物語めいた非現実の感触はなく、生きることの苦しさが哀切でかつ切実にひびく。好みで選んだ作品を以下に引いておく。

手のひらに記憶してゆくしんしんと眠れる人の頭蓋のかたち/伊津野重美
たった一人の母を許せずたった一人の母を憎めず堕ちてゆく 闇
顔はみな前についている いっせいにこっちを向いているので怯える
一杯のグラスの水をユーチャリスの鉢と吾とで分け合う夏よ
思い出が残照である坂道を抱いてゆきます 腕をください

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January 14, 2006

2006年1月14日(土)

雨の降り続く一日。短歌ヴァーサスのウェブ、きょうのエッセイは、奥村晃作さんの第十歌集『スキーは板に乗ってるだけで』(角川書店)の作品について書いた。彦坂美喜子さんにお願いしておいた、sora歌会の一周年記念冊子(非売品)が届く。大阪の超結社&超ジャンル歌会のメンバーの作品とエッセイおよび会の記録で構成された一冊。岡村知昭さん、小池正博さん、他、非歌人の作品も掲載されていて楽しい。精密な記録とか会の方向性の示唆とは別に、会の活性化という意味でも、冊子の刊行は大事なことなのかも知れない。

紫陽花に取り囲まれてわたくしがどんどん白くなる昼下がり/岡村知昭
唯心の世界に白いシャツを干す見なれぬ手にも見おぼえがある/小池正博
拾ってと頼まれている 池に浮く人のかたちの青いもみじを/彦坂美喜子

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January 13, 2006

2006年1月13日(金)

この週末は春のような陽気になるという。きょうもすでに暖かいのか、厚着で外を歩いていたら、汗ばみそうな感じだった。昨日、名古屋市長名で授与の正式な通知があり、近年の創作活動に対して、本年度の名古屋市芸術奨励賞を受賞することになった。記者発表もあったそうで、本日付の中日新聞の紙面でも紹介されている。短歌で、80年代に春日井建さんが、90年代に島田修三さんが、同賞を受賞しているのは知っていたが、遠い世界のことと思っていたので、意外で望外な報せだった。ご報告をかねて、日頃から活力を授けてもらっているブログの読者諸氏に、この場であらためて深く感謝いたします。

※追記。中日新聞毎日新聞、各サイトに記事が掲載されました。

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January 12, 2006

2006年1月12日(木)

佐佐木幸綱さんの第十四歌集『百年の船』(角川書店)と三枝昂之さんの第九歌集『天目』(青磁社)を読んでいる。二冊ともに、近代史/短歌史を深部に抱えた作品群で、熟した文体と大きなモチーフに向かう若々しい客気とが不思議な調和を見せていて興味深い。午後、東桜歌会の詠草をまとめてプリントを作成。夕刻から例会。題詠は「山羊」。出詠14名、出席9名。体調を崩した人、仕事の忙しい人、雪に閉ざされた人、宮中にいる人、等、出詠欠席者も多かった。秋月祐一さんが初参加。歌会の後、有志と居酒屋で歓談。深夜、帰宅。

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January 10, 2006

2006年1月10日(火)

午後、電話で数件打ちあわせ。用事で外出したついでに一人でウォーキング。寒の最中だが、さほど寒くもないおだやかな感じだった。短歌誌「井泉」第7号が届く。新畑美代子さん彦坂美喜子さんの評論、外部からの寄稿の穂村弘さんの評論、いずれもニューウェーブやその前後に言及した文章で、興味深く読む。種を蒔き、充分に水と肥料を与えているはずなのに、収穫が少なくなっている、という現状を打破するには、歴史の遡行を含んだこうした状況分析を繰り返し、土地の質そのものを肥沃にするしかないのだろうと思う。

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January 07, 2006

2006年1月7日(土)

短歌ヴァーサスのウェブ、きょうは、小池正博さんの七七タイプの川柳について書いた。今年は詩歌句作品の鑑賞的な文章を書いてゆこうと思う。午後、近隣を二時間ほど歩きまわってあれこれと日常的な用件を済ませる。いきなりの三連休に入ったせいもあるのか、巷はまだ正月休み的な雰囲気だった。ついでに荻原家の正月的対話。冬季五輪関連の報道を見ながら、ウィンタースポーツって何かしたことある? と家人に訊ねると、ああ、あれ、などともったいぶるので、よほど特殊なものなのかと期待したら、羽子板、とか言われて脱力する。はねつきはウィンターでもスポーツでもないのではないか……。

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January 05, 2006

2006年1月5日(木)

五日にして未始動。と言うか、二日から動きはじめてはいるのだけど、未読の詩歌句集が山積だったので、まだゲインラインの少し手前という感じ。あいかわらずな日々のはじまりである。昨日の朝日新聞夕刊の一面コラムに、小島ゆかりさんなおさん母娘のことが晴着姿のカラー写真付で出ていた。記事の内容についてはノーコメントとしておくが、現代短歌が、ケータイやネットというキーワードを経ずに「文化」の枠(あるいは檻と言うべきか)の外へ出るとしたらきっかけは何になるだろう、としばらくぼんやり考えていた。

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January 01, 2006

献春

本年もどうぞよろしくお願いします。
みなさんが笑顔で一年を過ごせますように。
互いの世界を照らしあう明朗なことばが、
ひとつでも多く生まれますように。

西暦二〇〇六年元日

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