2007年10月21日(日)
家人が外出。留守番。数日前に徹夜した疲れが残っていて、書くとか練るとか捻るとか、出力にかかわることにはまるで脳が働いてくれないので、読むとか見るとか聞くとか、入力にかかわることに耽っていた一日。
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結社誌で、過去の号の掲載作を対象に、作品評ではなく、ただ気に入った作品を選んで列記するだけのコラム、というのをしばしば見かける。たぶんあれは、内輪に向けてのある種のサービスの意味を含んだコラムだと思うが、選ぶひとが自身のこだわりを剥き出しにすると、思いのほか楽しめることがある。最近のものでは、結社誌「未来」10月号の、盛田志保子さんが「ふっとめまいのしてくるような歌」と題して十五首を選んでいたコラムが、こだわりまくった感じで楽しめた。以下はそのなかの三首である。
背中にはすきとおる傘掛けられてベンチしずかに無人なりけり/大滝和子
間違いのように明るき雨の下二月の果てへ歩み入るべし/吉野亜矢
広野には雪降りつもり寂(せき)として失はれゆく吾が方位あり/井田輝子
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