2007年11月18日(日)
昨深夜、ネットのニュースを読んでいたら、F1の年間優勝がキミ・ライコネンに確定したと報じられていた。ルイス・ハミルトンの台頭一色になった今年の展開だったが、終盤四戦、ことに最後の二戦で、一気にライコネンが浮上して、しかも裁判まで起きて、最終的にはコースの外で決着を迎えた。意外なほど楽しめたような、釈然としないものが残るような、奇妙なシーズンだった。
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プルースト忌。平凡社カラー新書の中井英夫『香りへの旅』(一九七五年)の裏表紙には、墓石に肘をかけてしゃがんだ中井の写真が載っていて、「1922年に51歳で死んだプルーストの墓の前に1922年に生まれて51歳になった奴がいる。これは偶然の戯画といったものだが、本人にしてみれば思いの深いもので……」とある。はじめてこれを読んだ頃は、こうした文学的コンテクストの上に自分をのせてみるのが大好きで、強いあこがれを感じたものだったが、いつからか(中井英夫たちはともかくも)自分は、平凡で日常的なコンテクストの上にのるときこそ、書くことの動機に出逢える、と考えるようになっていた。
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例によって留守番。休日ではないが、おだやかな日曜ではあった。家人はクリスマスリースの材料などを抱えて帰宅。きょうの一首。
わたくしといふ楡の木が平凡な場所でしづかな西日をあびる/荻原裕幸
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