2008年1月13日(日)
夜、家人が義母義姉とスパへ。留守番。
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短歌誌「井泉」1月号に、斉藤斎藤さんの「妻はさびしい」という文章が掲載されていた。テーマが設定されたリレー評論だが、吉川宏志第三歌集『海雨』(二〇〇五年)についての小論でもあり、巧く読み解いているなあと感心した。結語に近いところに「いい歌をつくって、それでいいのか」という一節がある。これはたぶん吉川宏志に向けてだけではなく、現代短歌に向けて斉藤さんが言いたいことなのだろう。誤解を招きやすいフレーズだとは思うが、いい歌、を成立させるしくみを疑ってかかるのは大切なことだ、というのであればよくわかる。
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刊行されたばかりの俳句誌「未定」87号に「現代俳句・現代短歌・現代詩の動向と諸問題」という座談会記録が掲載されている。出席者は、歌人の江田浩司さんと詩人の久谷雉さん、あとは俳人で高原耕治さん滝口浩さん西口昌伸さん、それに進行が玉川満さん。メディア的視点から現代短歌と現代詩が語られて、そこに現代俳句を原論的に接続してゆく荒技は、構成としては雑然としたものだったが、原論と原論がぶつかりあって空中分解したり、表面的な挨拶だけに終ったりする弊を避けて、多ジャンルの座談会の魅力を巧く出していたと思う。
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きょうの一首。或るひとに向けて、文面を考えるように短歌を考えてみた。あすからかなり冷えこむらしいので、気化より凍結を心配すべきか、などとも思いながら。
寒中見舞申し上げます春までは僅かですから気化せぬやうに/荻原裕幸
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