2008年1月7日(月)
七日。午後、同朋大学へ。文章表現の講義の十三回目。バスターミナルでバスを待っていると、早く来なさい、と、母親らしき声がする。そちらを見ると、うしろからこどもが、待って下しゃい、と、ろれつが回らないのにやけに丁寧なことば遣いで追いかけてゆく。雨が降ったりやんだりしていたので、長傘を持って出たのだが、結局一度も降られなかった。傘は雨除けのお守りということか。帰りにいつもの喫茶店で、短歌を書いたり原稿のメモをつくったり。
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きょうの一首。年が明けてはじめて鞄を提げて歩いたので、なんとなくその印象をと思ってまとめたら、少しかげりのある感じになった。はじめの意図を逸れてまでことばがかげりに近づいてゆくのは、ひかりよりもかげりの方がことばに表情をつけやすいからだろうか。
けふの憂ひにもし質量があるのならこれくらゐかと鞄を提げる/荻原裕幸
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