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February 16, 2008

2008年2月16日(土)

夜明に近い夜半、サイレンがマンションのすぐ前で止まる。窓からは救急車と消防車と梯子車が見える。気になっておそるおそる外へ出てみると、マンションの他の部屋の住人も顔をのぞかせたり外へ出て来たりしている。通報主は隣りのマンションの住人のようだが、火事の気配も事故の気配もない。しばらくすると、救急車だけがサイレンを鳴らして動きはじめた。どこで何が起きていたのだろうか。

ながらみ書房から「短歌往来」3月号が届く。この号には、石井辰彦第六歌集『蛇の舌』(書肆山田)の書評を出稿した。400字で約3枚。タイトルは「『壮快』の彼方で」。短い書評であればやむを得ないことなのに、この緻密な構築物の輪郭だけしか描けなかった、という気分になるのは、この歌集が細部にも過剰なほどのこだわりを抱えているからだろうか。(付記、誌面をひらいて思わず唸ったのだが、印刷的な手違いなのか、引用歌に付したルビがすべて落ちている。)

きょうの一首。自分でもよく使う語なのだが、勧誘セールス等おことわり、自転車等放置禁止、野球等禁ず、これらの「等」が何を含んでいるのか、いつも気になってしまうので、短歌等でかたちにしてみたいと思っていた。

 犬猫等飼ふべからずの等であるか朧なものがベランダに来る/荻原裕幸

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