2008年2月20日(水)
ある席で、ある知り合いが、そう言えば、知り合いの知り合いが、と言いかけて妙な間をつくるので、思わず、アルカイダ? と訊いてしまった。アルカイダは別に何の関係もなく、知り合いの知り合いが、荻原裕幸を卒論のテーマに選んでいたという話だった。うれしい話だなと思ってにこにこしながら聞いていたら、本人を前に、作家がまだ生きているのでまとめるのが大変だ、というような話の流れになる。そんなことを言われてもまだしばらくは生きる予定だしとか思う。ともあれ、知り合いの知り合いの知り合いさん、どうもありがとうございました。
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第57期王将戦七番勝負第四局。後手の久保八段がゴキゲン中飛車に。きのうの指了図では、羽生二冠が無理な仕掛けをしたようにも見えていた。二日目のきょう、羽生が攻勢から一転して自陣を固め、ふたたび攻勢に、という具合に自在に展開して、久保を翻弄する。久保も受けに妙手が出て、五分かとも見えたところはあったが、得意の駒の捌きの冴えがまったく見られず、遊び駒がめだっていた。中盤以後は駒の損得差が広がるばかりで、勝負のかたちに持ちこめないままで久保の投了となる。これで羽生の三勝一敗。タイトル防衛まであと一勝となった。
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きょうの一首。たぶん、虚構しているのでも演じているのでも演出しているのでも猫をかぶっているのでもなく、翻訳しているのだと思う。
ともするとひとが脅えるわたくしを雪で覆つてこの世に訳す/荻原裕幸
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