2008年2月27日(水)
午後、近所の郵便局まで速達を出しにゆく。とても愛想のよい局員さんがいた。公設市場に寄って弁当を買う。いつもとても愛想のよい奥さんがいる。そういう流れでたばこを買うと、酒屋の前の自動販売機までもが愛想のよいように感じられるので不思議だ。公園の前を通るといきなりボールが飛んで来て目の前をかすめる。そのまま車道を走っていた車の窓にあたる。ガラスは割れなかったものの、車は一度止まってのろのろ動いている。車自体が狼狽しているように見えたが、考えてみれば、運転手が驚いたり怒ったりでボールの主を探していたのかも知れない。車が去ったあと、野球のユニフォーム姿の少年がボールの回収にあらわれた。
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「現代詩手帖」3月号、石川美南さんが、穂村弘『短歌の友人』の書評「穂村弘の手からこぼれる」を執筆している。「しかし、常に明快な穂村弘の口調は、九〇年代以降登場した若手の歌に対するとき、一定の理解を示しつつも戸惑いを内包する物言いに留まっているように感じられる」というくだりから展開される漠然とした違和感の表明のようなものを興味深く読んだ。ただ、「時代の空気に歯向かってでも豊かな詩を紡ごうとする立場こそ重要」などといった言挙げは、言おうとする何かへのこだわりの強さは感じられても、具体例をともなわないとかなり空虚にひびいてしまう。できればこの続きが読みたい、と感じた。
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きょうの一首。あるいは、そう見えるこちらが壊れているのか。
日があたるからかどこかが壊れたか陽気に笑ふリビングの壁/荻原裕幸
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