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March 31, 2008

2008年3月31日(月)

春のはじめに戻ったような感じの寒さとなる。花冷え。

文芸誌「イリプス」(第2次)の創刊号が届いた。詩歌句と批評の雑誌だが、執筆者の比率では現代詩が中心になっている。ぼくは「淋しさに追ひつかれないための五十首」と題して、短歌五十首を出稿した。未発表の近作と題詠マラソンに出詠した作品とをあわせて構成している。印刷メディア的にはすべて新作ということになるか。しばらく抱えていた作品でまとめた一連なので、いまの自分の志向がそれなりにはっきり出ていると思う。

きょうの一首。年度末なので年度末の歌をと思ってまとめた。そこに何としても水を呼ぼうとするのが若さで、涸渇を嘆くか楽しむかするのが老いだとしたら、その中間的な季節はこんな風ではないだろうか。決して若くはないが、一方で青さの抜けていない、何とも微妙な季節である。

 涸れた川にみづの流れのまぼろしを聴きながら越す年度の橋を/荻原裕幸

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Comments

荻原さん、こんばんわ。
先日、同居人から「イリプス」を見せてもらいました。彼も参加しているらしく。
で、荻原さんの名前を発見してびっくり。
詩人の同人誌だとばかり思っていましたので。
なかなかおしゃれな雑誌ですね。
「敗北にやつと気づいたひとりでは行けない場所で船を見てゐた」
気になる歌がたくさんありました。

Posted by: あざみ | April 02, 2008 at 10:38 PM

あざみさん、こんにちは。
「イリプス」の作品、
読んでいただけてうれしいです。
どうもありがとうございました。
執筆者のラインアップを
きちんと把握してなかったものですから、
誌面を見てぼく自身もいろいろ驚きました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

Posted by: 荻原裕幸 | April 11, 2008 at 12:14 AM

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