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March 04, 2008

2008年3月4日(火)

午後、浄心の西生涯学習センターへ。東西句会の三月例会。参加者は四人。各自五句を持ち寄る。互選と批評の後、メンバーの作成したテキストで、主要季語の感覚を確認するための、ある種の勉強会をする。日頃、机上で考えることが多いので、俳人の感覚を生なかたちで聞けて楽しかった。句会に提出した五句は以下の通り。

 バス停に空のバス来る二月尽/荻原裕幸
 紅き梅見に来て白き梅を見る
 白梅や力を抜いて立つてゐる
 春浅きからだを夜のポストまで
 春めくや受話器を顎にはさむ人

型を利用すること、と、類似や類型や類想、との境界の見きわめが、短歌と俳句とではずいぶん違うと感じる。短歌では、一般に、境界からある程度は離れた感じが求められると思うのだが、俳句では、ぎりぎりの見きわめのようなものにも一つの価値があるようだ。その方向でまとめると、失敗したときに悲惨なことになるのだが、それでも、何かそこに、スリリングな楽しみがあるような気もする。

きょうの一首。先日、家人が手相について覚えたことをいろいろ教えてくれた。自分の手相を見てみたところ、ふくらみや皺の入り具合に、きわめて佳い運が出ているようではあるのだが、何と言うか、その運が自分に届いた気配はない。

 てのひらの丘と小径がほのめかす佳きなりゆきにならぬ春寒/荻原裕幸

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