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April 13, 2008

2008年4月13日(日)

午後、家人が外出。留守番。

黒瀬珂瀾さんの短歌鑑賞集『街角の歌』(ふらんす堂)が刊行されている。二〇〇六年、ふらんす堂のサイトに一年間毎日連載されたコラムを編集した一冊。「街」をモチーフにした近現代の短歌から選んだ一首毎に、黒瀬さんが鑑賞文を付している。現在の地点から見える短歌の風景を、「街」という一つのアングルから切り出して提示したといった印象のアンソロジー。二十代はさすがに少ないようだが(索引をざっと見た感じでは、天野慶さん、石川美南さん、田丸まひるさんは入っていた)、三十代四十代の作品が多く収録されていて、近現代の流れを俯瞰しながら現在の短歌を考えるのに好個の読み物になっていると感じた。既読の歌集なのに読み落としていた佳い歌が選ばれていて、通し読みをしながら楽しい刺激をうけているところである。

きょうの一首。時間があったらしてみたいことの一つに、街角をテリトリーとしている猫の追跡というのがある。実際に追跡してみたら、案外つまらないのかも知れないが、なぜか猫を見るたびに、過度の期待がはたらいてしまうのである。

 街角とどこかはるかなひだまりのつながるみちを猫に訊ねる/荻原裕幸

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Comments

ご紹介くださりありがとうございます。
今二十代のひとだと、あとは澤村さんくらいかな?

Posted by: からん | April 16, 2008 at 12:39 PM

からんさん、こんにちは。
『街角の歌』、好評のようですね。
楽しませてもらっています。
どうもありがとうございました。
澤村斉美さんも二十代でした。
若い世代、ほんとに増えましたね。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

Posted by: 荻原裕幸 | April 20, 2008 at 02:34 PM

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