2008年4月15日(火)
未明、某新聞配達の青年が、大きな声で歌をうたいながら配達に来る。ときどき耳にするのだが、誰かが襲撃に来たのかと思うような声だ。隣家がとっている新聞の配達人なので、苦情を出すとそちらに迷惑がかかりそうな気がして静観している。朝から家人が外出。留守番。と言うか、早朝まで起きていたので、午前中は睡眠。
★
朝刊のトップの記事を予想する時にかすかに国民である/足立尚彦
刊行されたばかりの第三歌集『ねばならず』(喜怒哀楽書房)の一首。この「かすかに国民である」ということばの妙なひびきに惹かれた。この「国民」は、戸籍で自分の存在が確認できる、法的な権利と義務のしくみのなかにいる、等々よりも、国の住人が共有する特徴としての「国民性」の「国民」に近いようだ。「国民」らしくありたいわけでもなさそうなのに、そうでないことにどこかしら引目もある感じ。国から精神的に独立あるいは孤立しているはずの自分だったが、案外そうでもないのかも知れない、と気づく瞬間の微妙な当惑が浮かんでいるように思った。
★
きょうの一首。戯歌。
/hidden とコメントをするさびしさの朧ひろがるモニターの庭/荻原裕幸
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40919/40907294
Listed below are links to weblogs that reference 2008年4月15日(火):
Comments