2008年5月12日(月)
午後、堀田の瑞穂生涯学習センターへ。東西句会の月例句会。今回で四回目。参加者は四人。兼題の「蝙蝠」を含む五句を各自が持ち寄った。無記名で互選、合評。知らない季語が出るともうしわけないと思って、句会の前は歳時記の当季をできるだけ読み直す。俳句はどうもそこで緊張する。
★
句会に提出した五句は以下の通り。句そのものを名詞化することで、どこかことばが硬直していたため、全体に動詞的な発想でまとめてみた。それと、すべて女性一人称の視点を想定してまとめてみた。短歌と違って、性を転換させてもそんなにややこしいことは起きないようだ。
姿見の奥にて桜葉となりぬ/荻原裕幸
蕗煮るや旧き文庫のしをり紐
新緑の窓いつまでも歯をみがく
母の日の母のしづかな影を見る
蝙蝠やまばたきをせぬこどもたち
★
きょうの一首。本歌というわけではないが、まとめるとき、木下利玄の「牡丹花は咲き定まりて静かなり花の占めたる位置のたしかさ」を思い浮かべていた。
わたしにもなれぬわたしがいま何に転化しようと佇つ牡丹園/荻原裕幸
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Comments
こんにちは。
〈わたしにもなれぬわたし〉
荻原さんのうたのなかの〈わたくし〉〈わたし〉
読んでいると、心がしずかになってくるようです。
Posted by: はんぱら | May 14, 2008 at 03:59 PM
はんぱらさん、こんにちは。
わたし/わたくしの件は、
たぶん、ぼくが、
心が静かではない人間、なので、
作品のなかでは、無意識のうちに
静けさを求めているのかも知れません。
Posted by: 荻原裕幸 | May 18, 2008 at 03:28 PM