2008年7月14日(月)
午後、外へ出ると、ただひたすらに暑かった。名古屋の最高気温は三十五度を超えていたらしい。いつもは冷房が強すぎると感じる場所も、きょうはあまり冷えていないように思われた。所用を済ませる間、小一時間ばかり、自転車を日除けのない場所にとめておいたら、サドルが異常な熱をもっていて、坐って思わず、あぢぃ、と変な声が出た。梅雨明けとかもうどうでもいいという感じの暑さだった。
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きょう、大野晋さんが亡くなったという。享年八十八歳。大野さんの共編著『岩波古語辞典』の序文(正しくは「序にかえて」)に以下のくだりがある。「だれしも、日本人であれば、知的世界に目覚めたとき、眼前にヨーロッパ・アメリカの学芸と技術とを見るであろう。それを学び取ることが日本の将来をきりひらくと多くの人は考える。しかし、ヨーロッパ・アメリカに学ぼうとする主体である日本とは一体何であろうか」。いたってシンプルな発想だが、なぜ日本や日本語にこだわってそれを考えようとするのか、理由として、これほど明確な発想はないと思う。十代で、まだ少し迷いのあった自分を、短歌の方へと押してくれたテキストの一つだった。ご冥福を。
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きょうの一首。
言ひまはしを換へればけふは炎天にわたしの雲をさがして歩く/荻原裕幸
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