2008年7月7日(月)
七夕。というのは陰暦七月、秋に属するものだそうだが、少年時、笹に願いを吊るしたり、星空を眺めたりしたのは、きょう、陽暦の七月七日だったので、俳句の七夕とはずっときもちの折りあいがつかないままである。こういう感覚はどこかで調整すべきものなのだろうか。ぶらんこが春とか滝が夏とか朝顔が秋とか、その手の違和感とはまったく意味が違って、ちょっと調整がむずかしい。
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午後、堀田の瑞穂生涯学習センターへ。東西句会の月例句会。参加者は一人増えて六人となる。どこがどうだとはっきりはわからないが、メンバーのバランスがとれたような気がする。題詠「扇」一句と雑詠四句のあわせて五句。無記名で互選と合評。句会に提出した五句は以下の通り。「南風や」という初句は、あれこれ考え過ぎて失敗したか。
南風やきらきらの一語に尽きる/荻原裕幸
戻り梅雨梱包とけば縁欠けて
草笛のとぎれぬ午後を訝しむ
噴水にも三輪車にも影なくて
扇出る実に意外なところから
★
きょうの一首。ニュースなどはわざわざ特殊なものを選ぶのだろうが、あまり殊勝なことが書かれていると、偉いなあとは思っても、読んでいて何かつらくなる。シンプルで健康的な願いを見ると少しほっとする。
七夕にやきにくとのみ書きしるす誰かゐて風にそよぐやきにく/荻原裕幸
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Comments
荻原さん、こんばんは。
七夕は秋の季語、あの若草色の笹や夏を思わせる夜風に吹かれた短冊を思うと、本当にしっくりきませんね。私は子供のころ、七夕のストーリーにとてもあこがれ、それがもの悲しく不安に感じていた秋の話(陰暦によれば)なのかと知ったとき、無性に切なくなった記憶があります。
だからこそ、というわけではありませんが、短冊に書けば必ず叶うと決まったわけでもないのに、大きな大きな夢を半ばあきらめた気持で、毎年書いていた記憶があります。そして子ども心にそれが必ず叶わないものだと知っていた記憶も。。。
7歳の娘は今年、「回転寿司に行きたい」と書いていました。マニラ在住の私たちにとってはうんうん、とうなずける願いなのですが、読んだときは他になかったのか・・・と、少しひきつる思いがしましたが、今考えると、地に足を着いてしっかり歩き育っているのか・・・とへんに感心してしまいました。
こう思えたのはきっと荻原さんの「今日の一首」のおかげですね☆
Posted by: 歌詠み子 | July 09, 2008 at 12:10 AM
歌詠み子さん、こんにちは。
回転寿司に行きたい、っていいですね。
自分が、お寿司が食べたい、ではなくて、
家族と一緒に、回転寿司に行きたい、
ということになりますよね。
とてもあたたかい感じがあります。
佳いお話をありがとうございました。
Posted by: 荻原裕幸 | July 10, 2008 at 12:59 PM