2009年6月28日(日)
車検は略語であり、通称であるはずなのに、略さずに自動車検査と言うと、なんだか警察が怪しい車を一台一台調べているみたいで、どうもぴんと来ない。車税とか英検とかならば略しても略さなくてもよくわかる。ことばのこうした変な感触に気づくと、無意識のうちにメモをとりはじめてしまう。机上のメモが車検の文字でいっぱいになっていた。ともあれ、車検を済ませた。特に大きな問題はなかったようだが、タイヤが少し劣化していたらしいので、四本とも交換してもらった。
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引力の届いてゐたり夏の月/浦川聡子
第二句集『水の宅急便』(二〇〇二年)に収録された一句。月の引力からは潮の干満のことが連想されるが、その種の自然現象の知識から書かれた句という印象は薄い。真っ赤な夏の月を見ながら、個人の心身が影響をうけている感じを、硬質な、引力という語で把握してみせたのではないかと思う。私が、というばかりではなく、夏の夜の巷を行き交う人たちが、時折ものに憑かれたようにふるまうのを見たのだろうか。駅の周辺とかコンビニの前とか、さしたる目的もなさそうなのに、多くの人たちが群がっている光景は、言われてみると、月の引力、あの真っ赤な夏の月の引力が何らかの作用を及ぼしているに違いないと思われて来る。
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きょうの一首。
ゆうパック来て佐川来てクロネコ来てその勢ひか某勧誘が来る/荻原裕幸

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