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November 27, 2012

2012年11月27日(火)/糖菓交感

午後、新瑞橋で人を待つことになって、喫茶店に入る。珈琲を注文すると、無料でケーキが付きます、と満面の笑みで言われた。ケーキは好物だけど、そのときは別に食べたくなかったのであっさり断った。ウェイトレスさんに愕然とした表情をされた。この世界に無料のケーキを断る人がいるなんて、という感じだった。それを見てこちらも愕然とした。まさかこれまで誰一人このサービスを断らなかったのか。

十一月二十七日付の朝日新聞の朝刊、中部版総合面に、隔月連載の詩歌句の時評「東海の文芸」が掲載された。新聞の紙面構成が刷新されて、コラムが夕刊から朝刊に移動する。掲載日は奇数月の終りの火曜となり、レイアウトも微妙に変更された。分量は四百字四枚弱で微減という感じ。何も変化がないということも一つの価値だと思われるが、紙媒体の新聞をめぐる事情は、そんなことを言っていられない状況にあるのかも知れない。今回は、山崎るり子さんの詩集『雲売りがきたよっ』(思潮社)と松田宏二さんの第一句集『そして』(私家版)の二冊をとりあげた。

きょうの一首。件の喫茶店は、実は二十代の頃からときどき利用している。スタッフもメニューも店内の雰囲気もかなり変ってしまったが、一九八〇年代的な店のつくりとくせのない珈琲の味は変らない。次に行ったときは、サービスのケーキを付けてもらうことにしようと思う。

 ここにゐてもここにわたしがゐなくても薄日の窓と湯気と珈琲/荻原裕幸

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