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November 05, 2012

2012年11月5日(月)/家鴨訛言

きょうは同朋大学の文章表現の講義の日だった。午後から夕刻にかけての講義なので、この時期、講義中に日没が来る。しかも、壁の一面全面が窓になった教室なので、明るさの変化がはっきりしていて、講義のたび、日没の時刻が少しずつ早くなってゆくのがわかる。学生に作文をしてもらっている間、私自身も同じテーマで作文をしながら、時折、窓の空を眺めて、行く秋のさびしげな表情を楽しんでいた。

私はいま、遠近両用眼鏡を使用している。いわゆる老眼鏡である。もともと使用していた近視と乱視の矯正用の眼鏡を新調する折に、少し気になりはじめた老眼の矯正もしてもらったのである。老眼は、四十歳を過ぎたあたりで、はっきりそれと認識できていたのだが、まったく支障がなかったので、十年近く放置していた。たぶん老化を実感するようなことは避けたいという意識もはたらいていたのだろう。昨年あたりから、細かい文字を読むときに眼鏡を外す頻度が増えたため、そろそろ年貢の納めどきだと観念したわけである。見た目は従来の眼鏡と何も変らないし、眼鏡を外す頻度が減ったため、老眼を自覚することがむしろ少なくなった。何とも便利な世の中である。

きょうの一首。ベッドがベット、バッグがバック、になるといった、濁音が清音に訛るのは気になるのだけど、その逆はあまり気にならないようで、うっかり訛ってしまうことがある。言った瞬間に気づいて、訂正するほどでもないかとは思うものの、しばらくしてじんわりと気恥ずかしさがやって来る。

 北京ダックのダックをなぜか無意識にダッグと発音して肌寒し/荻原裕幸

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