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November 07, 2012

2012年11月7日(水)/立冬不変

立冬。アメリカのオバマ大統領の再選が確実になったという。アメリカの政治と言えば、どうしてもまず、軍事政策ないしは安全保障政策のことが気にかかる。敗れたロムニー候補は、国防費の削減に反対するなど、オバマ氏よりもきな臭い印象だったので、そこはまあ良かったのかも知れないが、一方で、沖縄等の米軍基地をめぐって、日本の経済的負担が緩む可能性がなくなったということにもなるのかな。何とも皮肉な話である。

二十代や三十代と比較して、現在の私の短歌は、若さや無謀さから生じる力をあきらかに失っている。歌人として、あがり、とならないようにするには、何らかのかたちで若い日々の私自身を超えてゆくしかない。その意味で、四十代以後、短歌を書くときにはつねに背水感がつきまとっている。まだまだ覚束無い俳句や川柳を楽しめているのは、この背水感から解放される快さにも後押しされているのだろうと思う。ただ、それでも、短歌を書きはじめた十代から現在までを考えたとき、現在がもっとも短歌を楽しめているのも事実だ。不思議なものだなと感じながら、短歌との新たな蜜月を過ごしている。

きょうの一首。奥何々というひびきが好きになったのは最近のことで、むかしはむしろその名のひびきに親しめなくて、観光を考えることもなかった。ちなみにこの「奥」の用法は、説明なしでもわかるけれど、手元の辞書では具体的な用例として載っていないようだ。

 奥三河の冬を旅するプラン練るどこにも奥のないひるさがり/荻原裕幸

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