« 2012年11月30日(金)/十一月尽 | Main | 2012年12月3日(月)/名歌明快 »

December 02, 2012

2012年12月2日(日)/史努比的

早々と、と言うべきか、あるいはもうそういう時期なのか、マンションのお隣りさんが、クリスマスリースを玄関に飾った。例年かなりシックな感じのものを選んでいたと記憶するが、今年はスヌーピーがサンタクロースの衣装で愛想をふりまいている。そう言えば、ハロウィンのときの飾りも例年と少し傾向が違っていたような気がする。他人の家庭の事情を憶測するのもあれだけど、この種のことの主導権が、奥さんからお嬢さんたちに移行したのかな。

短歌の作品にフィクションを入れることを嫌う人がいる。フィクションを入れるとは言っても、それは、私の体験した要素の再構成であったり、ある仮定や仮想のなかで私がどうふるまうかを描いたりするケースが多く、作品の是非に直接影響することはないように思う。ただし、たぶん作者個人の感覚を裏切るフィクションはだめだろう。日常や仕事や住む社会や時代など、私の、広義での環境を作中において変えることは可能だが、人格を変えることは無理、と言うか、それでは作品にならないようだ。「私の視点」を活用することで成立している短歌の、現在のところのフィクション的限界は、おそらくそのあたりにあるのではないかと思われる。

きょうの一首。辞書的に考えれば、独身と未婚は同じことを意味しない。私がそれを同じように使ってしまうのは、結婚や離婚が小事化してしまう前に使い慣れたことばの感覚をそのまま引きずっているからだろうと思う。それにしても、家人からこの種のことを言われるとどきっとする。べつだん深い意味はないようなのだけれど、そもそもは他人と他人なのだから。

 独身と未婚とは少し違ふんぢやないのと妻に言はれて師走/荻原裕幸

|

« 2012年11月30日(金)/十一月尽 | Main | 2012年12月3日(月)/名歌明快 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40919/56426851

Listed below are links to weblogs that reference 2012年12月2日(日)/史努比的:

« 2012年11月30日(金)/十一月尽 | Main | 2012年12月3日(月)/名歌明快 »