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December 24, 2012

2012年12月24日(月)/現場至上

天皇誕生日が日曜だったので、きょうは振替休日である。と言っても歳末のこの時期のことだから、カレンダーにあわせて動いている人は少ないのかも知れない。昨日の有馬記念は、鑑賞用の馬券を買ったこともあって、家人と一緒にテレビの中継を見ていた。競馬中継をきちんと見たのは、寺山修司が出演しているのを見ていたとき以来なので、三十年ぶりということになるだろうか。

現場の経験と机上の思考をめぐって、一概にどちらが大事だとか有効だとかを言うのは難しい。ただ、現場の感覚にそぐわないものは、いかなる論理であろうとも現場から拒絶されることになる。短歌について総合的な視点で何かを語るとき、短歌を書かない人の見解が得てして歌人から拒絶されるのは、現場の感覚の何らかの欠如がその見解ににじんでいるからなのだろう。同じことは詩歌句の他のジャンルにも少なからずあてはまるわけだが、短歌は、拒絶の強度において突出しているように感じる。近代現代の短歌史は、短歌否定論を梃子にして進んで来た。まず拒絶して、それから徐々に内省して、あくまでも自身の選択として何かを改革しないと気が済まない。頑固でも一徹ではないということだろうか。歌人の考えは個々に違っているのに、短歌の世界が全体としてそのような一つの人格として見えるのが不思議だ。どうにも面倒臭い御仁だと思うけれど、キャラとして嫌いなわけではない。

きょうの一首。こういう妄想が生じるのは、特撮映像やアニメにどっぷりと浸りながら大人になり、そこから抜け出せないまま齢を重ねているからなのだろうと思う。ただ、私がリアルに認識できる大きさというのは、最近の映像で言えば、庵野秀明企画の「巨神兵東京に現わる」の巨神兵のサイズくらいまでなので、ここまでの大きさとなると、何か別次元の経路で生じた妄想なのかも知れないという気もする。

 もしやあれは何か巨大な生きものの胃壁なのかとおもふ冬雲/荻原裕幸

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