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December 28, 2012

2012年12月28日(金)/瞼上冬日

週末の混雑とは少し違う印象の混雑を抜けて栄のスカイルへ。きょうは朝日カルチャーセンターの講座「詩歌をカジュアルに楽しむ」の日だった。萩原朔太郎が『純情小曲集』の世界を抜けて『月に吠える』の世界を確立した時期、そこにある詩のことばにどんな事態が生じたのか、等々、詩史とは違うアングルからの話をする。また今回で講座の一クール目が終了するのにあたり、自作の短歌の紹介と解説などもしてみた。

短歌誌「幻桃」二〇一三年一月号が届いた。同号には連載のエッセイ「短歌のふしぎ」を寄稿している。四百字でおよそ七枚半。九回目の掲載となった。今回は、現代の題詠のことを核にまとめた。題詠の題が、私の側でコントロールできない他者のことばとして、さらに言えば、他者そのものとしてある、という件を、「題詠マラソン」において、私自身が、困惑しながら作品を書きあげてゆくプロセスの紹介とともに考察してみた。きょうのカルチャーの講座でも悩んだのだけど、自身の作品への言及を建設的なものにするのはなかなか難しい。避ける必要はないとも思うのだが、ただの自己満足になっていないかどうか、つねに内省的であることは必要だと肝に銘じておこう。

きょうの一首。十月からの、きょうの一首、をまとめて読み直してみた。計四十二首。そのまますべて完成品という感じではないけれど、日付が飛び飛びになっていて、以前のような一日一首という縛りを緩めた分だけ、これはだめだというものの数が少しは減ったようである。アベレージよりもハイスコアを問題にすべきだとは思うけれど。

 瞼をかるく冬日が撫でてセックスに溺れたあとの朝に似た朝/荻原裕幸

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