October 26, 2005

2005年10月26日(水)

午後、中京大学へ。講座「俳句を楽しむ」の六回目。「めくられてゐる坂道や秋の雲/上田信治」等、俳句誌「里」10月号から何句か紹介させてもらった。今季もこれで折り返し。講義のあと、家人と某百貨店の「大北海道展」へ。そんなに味は違わないだろうと思いながら買った蟹やらじゃがいもやらのコロッケがやけにおいしかった。夕刻からは栄へ。575の会の月例句会。朝日新聞中部版夕刊に詩歌時評のコラム「東海の文芸」が掲載される。400字×約4枚。加藤哲也句集『舌頭』(富士見書房)、丸山進句集『アルバトロス』(風媒社)、春日井建『未青年の背景』(雁書館)、近藤起久子詩集『レッスン』(ジャンクション・ハーベスト)に言及した。

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October 19, 2005

2005年10月19日(水)

午後、中京大学へ。講座「俳句を楽しむ」の五回目。講義をしながら、一句のなかにある季題/季語にどのくらいの負荷をかけていいのか、という、季語の機能の限界みたいなものが、自分のなかで、線ではなく帯になっている、つまり幅をもっていることに気づく。これは、読むとき説くときには便利だが、書くときには負の要素にしかならないだろう。再考せねば。終了後、八事のジャスコで買い物をする。喫煙所へたばこを喫いにゆくと、ご婦人たちが、このところ名古屋で頻繁に起きているひったくりの話でにぎやかだった。なかの一人はきょう被害にあって事情聴取を終えたところだという。早く犯人が逮捕されますように。

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October 12, 2005

2005年10月12日(水)

午後、中京大学へ。講座「俳句を楽しむ」の四回目。提出は自由、としていた詠草が、ほぼ全員から出るようになった。添削を避けて、できるだけ鑑賞に近い感想をもどすことにしている。某自費出版系出版社から電話。国会図書館で短歌年鑑を見て電話をさせていただきました、荻原さんはこれまでに歌集か合同歌集を出されたことはありますか? と言う。短歌年鑑で連絡先を調べたのなら歌集を出しているかどうかはすぐにわかるはずですが、と訊ねてみると、何やらもごもごと口ごもるので、よく調べてから電話を下さいね、と伝えた。それにしても国会図書館で電話番号だけをメモして来たのだろうか。

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October 05, 2005

2005年10月5日(水)

冷たい雨のなか、午後、中京大学へ。「俳句を楽しむ」の三回目。例によって作品鑑賞をめぐっての質問が出る。今回はいずれも俳句だったが、永田耕衣、寺井谷子、鳴戸奈菜、と、ちょっと対応しにくいラインアップであった。受講者さんたちの選択がとてもおもしろいけれど、毎回小テストを受けているような奇妙な気分でもある。[sai]という短歌同人誌が創刊された。内容を楽しく読んでいるところだが、メンバーの視線の向きが、画期的と言ってもいいほどにばらばらである。この雑誌に「同人誌」の冠を使うのは止めた方がいいと感じた。いわゆるグループではなくユニット、つまり小共同体ではなく共同体間の交流に近いものだと明示しておかないと、この雑誌の抱えるメディアとしての質的な新鮮さが伝わりにくくなるのではないだろうか。

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September 28, 2005

2005年9月28日(水)

午後、中京大学へ。オープンカレッジ「俳句を楽しむ」、秋期講座の二回目。教室へ入ると、ホワイトボードに、受講生さんたちの俳句とともに、岡井隆『神の仕事場』「しゆわはらむまで」のなかの一首が記されていた。これはどう読むのですか、って、どう読むのでしょうねえ、というような話からはじめる。小雨が降ったり止んだり、よく冷えた日。キャンパスの女子学生たちがこぞってファーのあしらってあるブルゾン姿になっていた。さすがにそれは暑かろうなどと思うと下はミニスカートで、暑い寒いで考えていては理解不能の世界であったかと遅れて悟る。あすからはまた残暑が戻るという。

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May 18, 2005

2005年5月18日(水)

午後、雨雲がひろがっていて、一駅を歩くか地下鉄に乗るか迷って、なんとなく歩きはじめたら途中で雨に降られた。中京大学オープンカレッジの俳句講座の五回目。Yさんから電話があって川柳のイベントへ出演を依頼される。Aさんから電話があって歌集批評会の打ちあわせをした。書斎のなかが異次元空間のような様相を呈していて、資料一冊を探すのにも時間がかかるので、こつこつかたづけをはじめることにした。少し手をつけた感触では、まじめにやっても真夏頃まではかかりそうな気がする。それまでやる気が失せないといいのだが……。

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May 11, 2005

2005年5月11日(水)

午後、中京大学オープンカレッジの俳句講座へ。春期講座がはじまったのが先月の中旬、日記を中断していた時期にとんとんと回を重ね、黄金週間中に一回休講日があったが、きょうですでに四回目となった。今期は、実作指導の他、手元にあるアンソロジーから比較的新しい句を読み漁り、自分なりに秀句を選んで、技術的な参考になりそうなものを少しずつ紹介している。夜、柄谷行人の『批評とポストモダン』『反文学論』等を再読。これまで読み落としていたいくつかの視点に気づく。黄金週間中も休みなしで動いていたのに、まだたまっている仕事がかなりある。順に消化しなければならないが、あすは終日オフの予定。

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March 16, 2005

2005年3月16日(水)

きょうは暖かかった。体調はまずまず。もろもろの歌集を読み漁る。求めているイメージにあう作品を探して、まさに漁るという感じで読む。俳句誌「里」3月号が届く。特集は「柳人は俳句をどう見、どう読んでいるのだろうか」。樋口由紀子さんが俳句を書くのに四苦八苦した体験をまとめた「詠めばわかる」等、実感的でおもしろい川柳作家の俳句観がそこにあった。夜、題詠マラソンの作品を書く。サラダ、時、発見、鞄、の4首を投稿。あと92首。

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March 10, 2005

2005年3月10日(木)

暖かい一日。午後、書店へ行くついでに外で遅い朝食。杁中の交差点に面した喫茶店で。こちらは朝食だが、店はランチタイムが終了するところだった。オムレツ風な卵焼きのサンドイッチがライ麦パンとクロワッサンとで二種類。それにミニサラダとミニデザートと珈琲。税込780円。中学生の頃、学生街っぽいこの界隈がすごく好きだったのを思い出す。あたりの風景に、もはやその頃の面影はない。馬場駿吉さんのエッセイ集『時の晶相』(水声社)が届く。一九六〇年代から七〇年代にかけての馬場さんの交遊録。美術から文学にわたるきらびやかな名前がならぶ。体験したことのない時間と空間が、懐かしいもののように迫って来るのが快い。編集のOさんから電話。仕事の進行方法を打ちあわせる。夜、若原光彦さんに焼いてもらった「詩のあるからだ」のCDを聴く。自分の声も確かめてみた。噛むこともなく、特におかしなところはないのだが、ただそれだけの声にしか聞こえない。何が欠けているのか、しばらく考える。

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February 23, 2005

「東海の文芸」を執筆

2月23日付の朝日新聞夕刊、中部版学芸面のコラム「東海の文芸」に、詩歌句を対象とした時評約2000字を執筆した。対象にしたのは、このほど青幻舎から刊行された『永井陽子全歌集』と中部日本俳句作家会の『平成十六年度版中部日本年刊句集』の二冊。

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