October 26, 2005

2005年10月26日(水)

午後、中京大学へ。講座「俳句を楽しむ」の六回目。「めくられてゐる坂道や秋の雲/上田信治」等、俳句誌「里」10月号から何句か紹介させてもらった。今季もこれで折り返し。講義のあと、家人と某百貨店の「大北海道展」へ。そんなに味は違わないだろうと思いながら買った蟹やらじゃがいもやらのコロッケがやけにおいしかった。夕刻からは栄へ。575の会の月例句会。朝日新聞中部版夕刊に詩歌時評のコラム「東海の文芸」が掲載される。400字×約4枚。加藤哲也句集『舌頭』(富士見書房)、丸山進句集『アルバトロス』(風媒社)、春日井建『未青年の背景』(雁書館)、近藤起久子詩集『レッスン』(ジャンクション・ハーベスト)に言及した。

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October 18, 2005

2005年10月18日(火)

午後、短歌ヴァーサスの第7号が風媒社から届く。特集は水原紫苑と第三回歌葉新人賞の二つ、刊行が遅れに遅れたが、どうにかかたちになった。すでに第8号の編集作業に入っている。詩歌誌「三蔵2」第五号を読む。巻頭の四方田犬彦さんの詩篇にいきなり打たれ、そのまま最後まで一気に読み進んだ。現代詩と短歌が混在する雑誌で、違和感がまったく生じないのは、二ジャンルを総合的に見渡すだけの企画力や構想力がそこにあるからだと思う。力の中心にいると推測される石井辰彦さんに敬服した。以下、とりわけ強く印象に残った行/首。

きみは反省しない/速度は反省などしないからだ/四方田犬彦
液化してゆくつて、何が? 涙からできてる星で、今更、何が?/石井辰彦
日だまりのどうぶつえんのライオンがめすライオンのなかにだすまで/斉藤斎藤

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October 14, 2005

2005年10月14日(金)

午後、次号の「現代詩手帖」のゲラを読む。最終の校正。11月号は、短歌時評の他、岡井隆特集に短いエッセイを書いた。現代詩誌で岡井さんの特集が組まれるのは、思潮社が全歌集の版元だという販促的側面もあるにはあるけれど、作家に対しても雑誌に対しても、あらためてすごいなあと感心する。短歌誌や俳句誌で隣接ジャンルの作家特集を組むのはかなりな困難を伴うだろう。現代詩ももちろん短歌や俳句と同じくジャンルとして特化され細分化されてもいるが、微妙に違うのは、つねに、束ねる者、としての意識があることか。これは、第二クールに突入した田中庸介さんたちの詩誌「」を読んでも感じていた。ちなみに、短歌や俳句は隣接ジャンルに対して、競う者、としての意識があると思う。

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April 27, 2005

「現代詩手帖」5月号に執筆

「現代詩手帖」5月号が届いた。短歌時評「うたの凹凸」の三回目。「NHKの短歌観」と題して、400字×3枚を執筆。三月十九日のNHKスペシャルで放映された「ケータイ短歌 空を飛ぶコトバたち…」の率直な感想、と言ってたぶんさしつかえない内容だと思う。

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「東海の文芸」を執筆

4月27日付の朝日新聞夕刊、中部版学芸面のコラム「東海の文芸」に、詩歌句を対象とした時評約2000字を執筆した。対象にしたのは、水尾佳樹さんの企画した三月十二日の名古屋市中区でのポエトリーリーディングのイベントならびにそこで朗読された若原光彦さんの作品。それから、川柳誌「緑」の臨時増刊号として刊行された渡辺和尾さんの個人誌「青い実」の復刻版。

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March 22, 2005

2005年3月22日(火)

昨深夜、仕事をはじめてしまって眠れなくなる。数時間の睡眠。朝食を済ませてからリビングでふたたび眠る。午後になっても疲れがすっきりとれない。読みさしのままだった大崎善生『将棋の子』を読む。勝/負以外の価値観の生じようがない世界に、時空の共有という第三の視点を巧く成立させていると思う。つい一九八〇年代の歌壇の印象を重ねながら読んでしまった。若原光彦さんが、オープンマイク「詩のあるからだ」のサイトを移転。サーバの容量を増やして、録音がコンテンツに加えられた。メディア化、と言うには、朗読も朗読されるテキストもかなり無防備であるのだが、放っておけば流れてしまう場を、記録として残すのはとてもいいことだと感じた。

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March 09, 2005

2005年3月9日(水)

午後、柴田瞳さんの歌集『月は燃え出しそうなオレンジ』(ながらみ書房)を再読する。20日の批評会に向けて考えをまとめはじめる。某結社誌から誌面批評の原稿依頼。夜、八事へ。ポップコーンのオープンマイク「詩のあるからだ」に参加する。朗読用のオリジナルのテキストを読む予定だったが、推敲が完了しなかった。旧作の「『天使』のエスキース」30首を読む。主催の若原光彦さんの演出、と言うか、空気の作り方は、フラット感がよく出ていると思う。自由とか平等とかじゃなくてフラットなのだ。終了後、詩の場をめぐっての雑談。短歌朗読がいまのところイベントであるのに対して、詩の朗読は、ほぼメディア化している印象を強める。ジャスコで買い物をして、深夜、帰宅。そうそう、12日の土曜、ポエトリーリーディングの友人たちが、朗読イベントを開催する。取材をかねて出かける予定。こちら→「鳥 Bird in K・D Japon」をご覧下さい。

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February 28, 2005

「現代詩手帖」3月号に執筆

「現代詩手帖」3月号が届いた。今月から短歌時評「うたの凹凸」の連載がはじまる。初回は「現代短歌とポピュラリティ」と題し、400字×3枚を執筆。佐藤真由美さんの『恋する歌音』を題材に、ポピュラリティという視点から発生する現代短歌の領域の問題を少し考えてみた。

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February 09, 2005

2005年2月9日(水)

午前から午後、原稿をひとつ書きあげる。3月号から「現代詩手帖」で連載する短歌時評。毎月1200字程度の枠なので、論じるのではなく、視点を提示するという感じになるだろうか。他ジャンルの雑誌で短歌を考えることによってはじめて見えて来るものがあればいいな、と思う。夜、八事・ポップコーンのオープンマイク企画「詩のあるからだ」に参加。若原光彦さんが主催を継承してからはじめての参加。まとまりと破綻がとてもいい感じだった。同人誌以上のメディア機能がある、という表現をしてもいいかも知れない。深夜、帰宅。

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January 27, 2005

2005年1月27日(木)

睡眠の時間帯の調整のため、徹夜して次の夜を待っていたので、眠くてしかたのない一日だった。この方法でうまく調整できた試しはないのだが……。午後、思潮社から「現代詩手帖」2月号が届く。「詩の森文庫」の特集。散文詩書の廉価版として刊行がはじまったシリーズ。短歌や俳句でも誰かが企画しなければならない種のものだろう。風媒社から電話。その後、Aさんと長い電話。夕刻から出かける。家人と名古屋駅界隈へ。食べたり、買ったり、飲んだり。帰宅すると猛烈な眠気が……。

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