October 25, 2005

2005年10月25日(火)

午後、愛知芸術文化センターへ。有志による定例の読書会。出席は5人。テキストは北田暁大『嗤う日本の「ナショナリズム」』(NHKブックス)、同書はこれで二回目。序章に、「冬のソナタ」で爆笑、『世界の中心で、愛をさけぶ』に激怒、しかしながら『電車男』を読み終えて泣いた、という微妙な著者の感覚が語られていて、この感覚の論理的背景こそが一冊のモチーフになっている。論理として何を言いたいのかは理解できても、この感覚に対しての違和感が消えないままで、どこかしらすっきりしないものも残った。1960年代以降を対象とした本にはいつも感じるのだが、著者と読者の年齢差による共有事項のずれというのはなかなか解消できないものらしい。

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October 11, 2005

2005年10月11日(火)

午前中はかなりのんびり眠ってしまい、起きて急ぎの作業をしようとしたらパソコンが珍しく不調、ばたばたと慌てて、午後、ねじまき句会の例会、愛知県産業貿易館へ。大幅に遅刻してしまった。出席は7人。題詠「無」。定型詩を考えるとき、文体の成熟度と作品の構成がうまく噛みあっているか、が一つの指標になることがあるけれど、ジャンルを超えた作者、たとえば、短歌歴は十年で川柳歴は一年、というような場合、成熟度の表面化が不規則で、混沌とした感触がたちあがる。場としての是非はよくわからないが、ねじまき句会の特徴は、ぼくを含めて、この混沌とした感触の作品が多いことかも知れない。

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October 06, 2005

2005年10月6日(木)

暑かったり寒かったり、気候がとても不安定で落ち着かない。まだどこかに夏が残っていてときどき顔を出しては暴れている感じだ。午後、「現代詩手帖」の編集者さんから電話、次号の短歌時評「うたの凹凸」の件でいくつか確認する。来年も引き続き執筆することになったが、これまで通り、短距離走的感覚のままで進めようと思っている。夕刻から東桜歌会の例会、愛知芸術文化センターへ。出席は8人、のどかな雰囲気。題詠「菊」。花を直に扱った歌は少なく、多くはその香りか食用という視点だった。終了後、有志で居酒屋へ。

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April 07, 2005

2005年4月7日(木)

午後、東桜歌会の詠草をまとめてプリントを作成する。夕刻、栄の愛知芸術文化センターへ。例会の参加者は9名。題詠「桜」で一首と自由詠で一首。桜は書きにくいという声もあったのだが、私見では、この歌会、書きにくいはずの題詠の方が自由詠よりもむしろ完成度の高い印象がしばしばあるのだった。題詠という条件があった方が、叙事的な文脈を整えやすいようで、歌会ならではの実験的な表現が独走し、一首としてのまとまりがなくなりがちになるところへうまく作用するのか、中和や抑制などの効果が出ているような気がする。終了後、いつものように有志で居酒屋へ。深夜、帰宅。

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April 05, 2005

2005年4月5日(火)

春らしいぽかぽかとした一日だった。近所を歩いていると、桜が咲きはじめたのがはっきりわかる。午後、栄へ。定例の読書会。テキストは、ノルベルト・ボルツ著/村上淳一訳『世界コミュニケーション』(東京大学出版会)。示唆に富んだ面もあるが、従来的な思考を挑発的に批判する箇所に、ところどころ論理の飛躍があるようにしか読めないのがどうしても気になる。全体を読めば整合性が見えるのだろうが、途中まで読んだ現段階ではどうも気になる方へと大きく針がふれている。終了後、メンバーで食事。夜、帰宅。俳句の「切れ」について、もう少し実感的に把握できないものかと、あれこれ本をひらいている。論理と実作例のうまく結びつくものがなかなか見つからない。

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March 13, 2005

ねじまき句会・第13回記録

ねじまき句会、第13回の記録を公開した。今回の題は「森」。それと雑詠。新しいメンバーとして米山貴美子さんが参加。それぞれが無記名詠草から四句を選んだ。過去の記録もリンクを順にたどってすべて読めるようになっている。
http://www.sweetswan.com/nejimaki/new.html

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March 09, 2005

2005年3月9日(水)

午後、柴田瞳さんの歌集『月は燃え出しそうなオレンジ』(ながらみ書房)を再読する。20日の批評会に向けて考えをまとめはじめる。某結社誌から誌面批評の原稿依頼。夜、八事へ。ポップコーンのオープンマイク「詩のあるからだ」に参加する。朗読用のオリジナルのテキストを読む予定だったが、推敲が完了しなかった。旧作の「『天使』のエスキース」30首を読む。主催の若原光彦さんの演出、と言うか、空気の作り方は、フラット感がよく出ていると思う。自由とか平等とかじゃなくてフラットなのだ。終了後、詩の場をめぐっての雑談。短歌朗読がいまのところイベントであるのに対して、詩の朗読は、ほぼメディア化している印象を強める。ジャスコで買い物をして、深夜、帰宅。そうそう、12日の土曜、ポエトリーリーディングの友人たちが、朗読イベントを開催する。取材をかねて出かける予定。こちら→「鳥 Bird in K・D Japon」をご覧下さい。

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March 08, 2005

2005年3月8日(火)

きのうは、午前7時台の新幹線で上京。町田市の斎場で、3日に急逝した家人の叔母を弔う。おだやかな青空、斎場のまわりには、雪が少し残っていて、椿が小さな花をたくさん咲かせていた。口をひらくとつらくなるので、ぼんやりとあたりを眺める時間が多くなる。家人の叔母とは、結婚前から懇意にしていて、家族という感じに近い人だった。どうにもきもちの整理がつかない……。夕刻、神保町に出て、仕事の打ちあわせ。打ちあわせ先の編集部に、知人たちが大勢居あわせて、とてもおだやかな気分になる。打ちあわせを終えてさらにもう一件。ぎりぎりの時間まで話して、最終の新幹線で帰名。長い一日となった。きょうは、午後からねじまき句会。出席者は10名。新しいメンバーが一人加わって、在籍者は14名となる。今回から題詠一句と雑詠一句、計二句の出詠とした。じっくりと詠草を読む時間がとれた。句会終了後、有志で食事。夜、帰宅。Mさんから原稿の件でメール。概要をまとめて返信。きのうの打ちあわせの内容を微調整して担当のOさん宛にメール。さらにIさんから雑誌の企画の件でメール、諸事情でなかなか着地点が決まらないらしい。

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March 03, 2005

2005年3月3日(木)

桃の節句。午後、東桜歌会の詠草を整理してプリントを作成する。仕事の依頼のメールが一件。と、ほぼ同時にMさんから、その仕事の件でぼくを紹介したのでよろしく、というメ−ルが。広告の仕事のような、短歌の仕事のような、異色の内容のものなので、自分にできるかどうかをしばし考える。夕刻、栄の愛知芸術文化センターへ。東桜歌会の例会。参加者11名。きょうは岡井隆さんが都合でお休みだった。岡井さんがテクニカルな面で註文をつける箇所を想定して、ところどころその手のコメントを挟みながら進行をしたら、やけに疲れた。歌会終了後、有志で居酒屋へ行く。深夜、帰宅。家人のインフルエンザはどうやら治まりかけている様子だが、まだ咳がかなりひどい。

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February 15, 2005

2005年2月15日(火)

午前、思潮社から届いた「現代詩手帖」の短歌時評のゲラの校正。連載のタイトルは「うたの凹凸」とした。メールして電話して校了。午後、ウォーキングをかねて郵便局、他。夕刻、栄へ。五七五の会。少し遅れて着くと、男性と女性の脳の機能の違いの話で盛りあがっていた。冷蔵庫をあけると、目の前にある探しものは見つけられないくせに、すみっこにある賞味期限のきれた食材など、見つけなくてもいいものは目ざとく見つけてしまうとか、そういった、男性がいかにつかえない生物であるかという話。たしかにそうだなあと実感する。句会ももちろん盛りあがる。夜、雨がぱらぱらと降りはじめた頃に帰宅。

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