JUNCTION #3
つらら 村上きわみ
くるまれてやわらかくなる内臓をふゆの岸辺にひからせている
あかいもの花のかたちに抜いているおんなのひとをよろこばせたい
ほしいから深く通しておきました 雪をはらってお進みなさい
灯台のおなかを撫でる春風によく似た声でわたくしを呼ぶ
よいつらら育つ真冬をありがとう ひどいことたくさんありがとう
*作者サイト(キメラ・キマイラ)
http://www2.ocn.ne.jp/~chimera/
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JUNCTIONは、不定期に開催するブログ内作品展です。今回は、村上きわみさんの短歌「つらら」五首です。寒い土地のひとだと知っているせいか、文字を読むだけで、寒さや寒さから解放されてゆくからだの感覚がめざめますが、からだ以外の箇所には、ことばが内蔵する熱や緊張感がふりそそぐようにも思われます。どうぞお楽しみ下さい。感想等、コメント欄にいただければ幸いです。
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